過激なダイエットをすると、女性でも急に薄毛になるんですね。話では聞いたことありますが、実際に目にするとちょっとした衝撃。
2ヶ月で8キロのダイエットに成功した友人に、先日忘年会で1年ぶりに会いました。たしかに痩せて、スッキリしていました。
本人いわく、急に痩せたせいかほうれい線が深くなって、シワたるみがひどくなったそうです。そこで、最近、ダイエットを中断して食べるようにして、3キロ体重を戻したそうですよ。
それってリバウンドと違うの?と突っ込みたくなったけど(笑)。
5キロも痩せたわりには、そうね、顔のたるみやしわはそう気にならなかった。私もあるし(汗)。それより気になったのが、髪の毛の分け目。彼女が座ったときに上から見ると、分け目あたりが薄く、頭皮が透けて見えるんですよ。
これには本人気づいていないのか?冗談で言えない状態だったので、話題にしませんでした。
過激なダイエットのほかにも、頭皮が透けて見えるような女性の薄毛の原因ってけっこうあるんですね。
目次
過度なダイエットは栄養不足を招く
急激にダイエットすると、体に栄養不足を招きます。髪の毛よりも生命に大きく影響する体の部位に栄養が使われるため、髪の毛の育毛まで栄養が行き届かなくなるのですね。
髪の毛の成長には、睡眠時間は不可欠
「お肌のゴールデンタイム」とよばれる時間帯は成長ホルモンがもっともよく出る時間帯ですよね。夜の10~夜中の2時ぐらいまでと言われています。
これは、美肌を作るだめだけに限らず、髪の毛の成長にも関係するんですね。栄養と同じように、成長ホルモンも髪の毛は後回しとなります。
つまり、睡眠不足や睡眠の質が落ちることはテキメン、頭皮が透けて見えてしまうような、髪の毛の育毛に悪影響が出てくるんですね。
シャンプーやリンス、コンディショナーの使い方注意点
シャンプーの量は、小さじ1程度。水を加えて手のひらで泡立ててから使用します。頭皮が動く感じに、もむようにマッサージしならがら髪を洗います。
リンスやコンディショナーは毛穴を詰まらせる原因になるので、髪の毛の根元につけないようにします。
シャンプー時のシャワーの温度に気をつける
お湯の温度は、38度~39度ぐらいで。頭皮は熱に弱く40℃以上になると必要な皮脂も洗い流され、頭皮が乾燥したり、余計に脂分が頭皮から出るようになって頭がかゆくなったり臭うようになります。
私は40℃を超えるお湯シャンプーで頭皮がかゆくなり、脂っぽくなり、臭うようになって、しばらくは抜け毛でも悩みました⇒お湯だけシャンプーのメリット・デメリット
すすぎ時間は3分以上つかって、しっかりすすぐことを意識します。
髪は自然乾燥よりもドライヤー使いを。さらに、髪をふわっとさせるテクで。
自然乾燥では、カビや菌が増殖し、頭皮環境が悪くなる原因になります。
指で髪の根元を立ち上げるようにして持ち、ドライヤーをかけるとフワッと仕上がります。温風で当てたあとに冷風を当てると、立ち上がりが長持ちしますよ。
「ためしてガッテン」で紹介されたやり方⇒ペチャンコ髪をつむじ隠すようにフワッとさせるドライヤーの使い方
髪の育毛には海藻よりもタンパク質やくるみなどの脂肪を。
髪の毛の成長にはよく、海藻を食べると良いと思われがちですが、髪はタンパク質でできているので、最近では大豆などの植物性タンパク質がススメられていますよ。
頭皮や髪の乾燥を防ぐ脂を作るのに必要な成分、青魚やくるみといったオメガ3の良質な脂肪もとるようにしたいですね。
ひるたつで、美肌女医先生のお話ありましたよ⇒くるみなどオメガ3の効果や食べ方
女性の薄毛は自費診療で治療する選択もある
40代くらいから薄毛に悩むものだろうと思っていたら、最近では20代女性でも悩まれている方、多いようですね。病院での薄毛治療は、自費診療にはなりますが、受けられます。
アミノ酸やビタミンBなどの髪の栄養サプリ「パントガール」を飲む治療。抜け毛予防の塗り薬「パントスチン」。毛髪の栄養剤を点滴で行うなど、いろいろと薄毛治療の方法もあるようです。料金は病院によって違うようです。目安としては5000円~1万円ぐらいというお話ですよ。
最新では、HARG療法といった、脂肪幹細胞を頭皮に注入し、毛母細胞を刺激することで髪の毛を再生させる方法もあるとのこと。こちらはお値段が1回10万円前後となるようです。
お金を払えばいろんな薄毛治療もあるようですが、いざ治療を受けるとなると、怖いようなドキドキしますね。なかなか女性は薄毛といった悩みは友人にさえも相談できず、隠すのに必死な気がします。
ある程度、加齢で自然と薄毛になったり髪の毛が細くなってくるのは仕方のないことですよね。悩み過ぎるとストレスとなって血液の循環が悪くなるので、それがまた薄毛の原因になりますし。
気になるようであれば、気軽にできることから始めてみると「自分は髪を大切に扱っている」ってことで、気が楽になって髪にもよい影響が出るのでは。
なにはともあれ、とくに50歳超えての過激なダイエットは避けたほうが無難ですね。