白髪染めをするのって面倒ですよね。60代になったら白髪を染めるのをやめようと思っていました。
でも最近はグレイヘアといって、特集する雑誌が増えています。それを見るたびに、すぐにでも白髪染めをやめたくなってしまいます。
雑誌に載っている女性のように、美しい白髪にするにはコツがあるのでしょうか?
とくに気になるのは、白髪を染めた状態から自然にグレイヘアへ移行できるのか。そして、老けてみえてしまうのではないか、といったこと。はたして、そういった問題はクリアできるのでしょうか。美容室の先生に聞くなどして調べてみましたよ。
目次
白髪を染めない髪にしたい理由
私の白髪染め方法は、当初からクイーンズヘナを使っての自分染めです。市販の白髪染めに比べて、ヘナは新しく生えてきた白髪が目立ちにくいねと周りから言われます。
それでも白髪が増えてきた最近では、生え際の白いのがすぐ目にかかって気になります。それを見ると、うんざり・・。
白髪染めを始めた当初は2ヶ月に1度で良かったのが、次第にひと月に1度になり、今は3週間すると生え際の白髪が目立って仕方がありません。
美容院で普通の白髪染めだと安いお店もあるようですが、ヘナ染めだとお値段高めです。
それに、ヘナ染は時間がかかります。置き時間を短くすると染まりませんからね。美容院でのそういった時間ももったいなく感じます。
自分で自宅でヘナ染めするのは簡単だし、嫌ではないのです。でも、それも冬になるとストレスを感じます。ヘナで染める間も放置する時間も寒いからですね。
白髪染めをやめてグレイヘアへの移行方法
ヘアカラーで染めていない場合は、ブリーチをして黒髪を明るくするというやり方があります。
つまり、白と黒とグレーを混ぜ合わせ、コントラストをあいまいにし、白髪を目立ちにくくするのですね。
自然と自分の白髪が増えてくるのに伴い、ブリーチする量を減らしていく方法です。
すでに白髪染めをしていてパーマをかけている場合は、ブリーチを使うのは髪への負担が大きくなります。
それでブリーチは使わずに、全体はハイライトで明るくし、顔周りはハイライトとローライトにするなど、美容院でカラーをぼかして染めてもらいます。
自然に白髪が増えてきたら、グレーのカラートリートメントなどを自分で使ってみる。こういったことを繰り返しながら、徐々に白髪染めをやめていきます。
これら2つの方法は、美容師さんに相談しながらですから、美容師さんの腕にかかっているともいえますよね。
私もそれとなく、グレイヘアのことを担当の美容師さんに話してはみたのですが、印象としてはグレイヘアはおススメしていない印象でした。「ブリーチするしかないかな?難しいですね~」と言葉を濁してらっしゃいましたよ。
想像するに、美容院では白髪染めのカラーリングでの収益が大きいから、白髪染めをしないグレイヘアの人が増えるのも困るのではないでしょうか。
83歳の母が自然に白髪をグレイヘアにした方法
髪の健康を考えて、ブリーチやカラーリングをしたくない場合は、ウィッグか帽子の活用でしょう。古典的ですが、結局はこれがもっとも髪に負担をかけることなく、自然に髪全体を白髪にする方法ですよね。
最近では様々なウイッグが、お手頃価格で販売されてるとはいえ、やはりそれなりのものだと数万円します。
ヘナ染めしていた母が、白髪染をやめてグレイヘアにするためにウィッグを購入していました。でも、つけるのが面倒くさいようで、全く使っていません。ウィッグは、5万円ほどで買ったといっていましたよ。いつも帽子をかぶっています。
それを見ているので、私だったらウイッグは購入せず、日頃からおしゃれな帽子をかぶる習慣を身につける。あと、まわりの人には白髪染めをやめたと話したほうが、気が楽だなと思いますね。
ちなみに、実家の母は、ヘナで染めると頭皮にかゆみが出るようになったのだそうです。これではヘナ染めを続けるのは無理ですよね。それに、グレイヘアブームにのってか、母のまわりの高齢者も白髪染めをやめる人が多いので、自分も!と思ったようですよ。
ヘナで白髪染めをやめてから1年ほど経過する母の髪は、ほぼグレイヘアへと完全移行しています。ほとんどの髪が白髪だったために、けっこう綺麗なグレイヘアとなっていますよ。先日会ったときは帽子の下からボブにしたグレイヘアが見えていて、おしゃれでびっくり。しかも自分でカットしたというから「すごーい!」と褒めたら喜んでました(笑)
自分でカットするかしないかは別として、母を見ていると、グレイのショートボブはお手入れ簡単だし、服も合わせやすくおしゃれでいいですね。赤い口紅とキレイ目な色の洋服が栄えます。
(雑誌ku:nelでも、グレイヘアの特集がありましたよ)
グレイヘアのメリット
- 髪のお手入れをがんばれば、グレイヘアはまだまだ珍しく、でも話題になっているため、おしゃれな人と見られ「素敵な白髪ですね」と言われるようになる。
- 白髪を染めないのでとにかく楽。
- 美容院に行く時間がうく。
- 自分で染める手間が省け、生え際の白髪が伸びても気にならないのでストレスにならない。
- お金もかからないし、開放感を感じられる。
- 髪質が改善されセットしやすいという声が多い
- 毛量が増えたと実感する人も多い
- お化粧や色物の洋服が栄える
(雑誌クウネルには、外国の方のみならず、日本人の素敵なグレイヘアの方がたくさん載っていて、未来への希望がわきましたよ^^)
自宅での白髪染が嫌になる理由は「お風呂場で染めるのが面倒くさい、冬は寒いから嫌」っていうのが大きいですよね。歳を重ねるごとに、ひしひしと感じております。
グレイヘアのデメリット
グレイヘアのデメリットといえば、まずは移行期の問題でしょう。ここをどう乗り越えるかにかかっているとも言えますし、挫折しやすいのもこの時期なのですね。
そして、グレイヘアになったあともヘアケアやメイク、ファッションへの気遣いが一層必要になることです。
- 白髪を染めないと一見、身だしなみを怠っている、ただのずぼらな女であるかのように思われがち
- 日本人は白と黒のコントラストが大きく白髪が悪目立ちする
- 白髪染めしているとき以上にメイクやファッションに気を使わないと老けて見える
グレイヘアが認知され始め、私の周りでも白髪染めをやめる女性が増えてきましたが、その理由を聞いてみると、やはり白髪染が面倒だということです。
ですが、彼女たちはただ白髪染めをやめただけで、髪のツヤやメイク、ファッションはそれまでのままで気を配っているようには見えません。だから、年齢よりも老けて見えてしまっています。
実は「白髪」と「グレイヘア」は違うものととらえるべきなのです。
なぜなら、グレイヘアとは、ヘアケアやファッション、メイクを意識する必要があるからです。もしかしたら、白髪染していたときよりも面倒なのかもしれません。
白髪を美しいグレイヘアにする3つのポイント
グレイヘアのデメリットをカバーするには、白髪を美しいグレイヘアに見せるために次の3つのポイントは欠かせません。
- 肌にツヤを与える。たとえば、ファンデーションにイルミナイザーのようなハイライトカラーを混ぜて使う。
- リップは赤系を使用する。唇の輪郭を丁寧にふちどるのがおすすめ(白髪は輪郭がぼやけるので、口紅は必須)
- 白髪にパサつきはNG。アウトバストリートメントを使用する。スタイリング剤はツヤを与えるオイルやミルク、ヘアバームがお勧め。
アウトバストリートメントとは、お風呂上りに使う、洗い流さないトリートメントのこと。ヘアバームはミツロウなどの脂質を原料にしたもので、自然派志向の方に好まれていますよ。
ヘアバームなら元祖といわれる、人気のザ・プロダクトヘアワックスがおススメ。その理由は、髪だけではなく、ネイル、そしてリップに手にと保湿クリームとして万能だから。オーガニックだからこそですね。→ザ・プロダクト ヘアワックス(楽天にて)
グレイヘアにヘナ染からゆるやかに移行したい
白髪染をやめてグレイの白髪にする方法をいろいろ調べてみると、やっぱりブリーチなどせずに自然と白髪にしたいものだという思いが強くなりました。正直、黒髪と白髪交じりはあまり美しく思えませんし。
私の母のように、髪がほぼ白髪になってからグレイヘアに移行するのが一番簡単だし、キレイに移行できるという結論です。また気が変わる可能性も高いのですが・・。
とりあえず、ヘナ染めしつつ白髪を増やさない生活を心がけ、そのうち、ほぼ白髪になったら染めるのをやめたいですね。
そこで、白髪になる原因も調べてみましたよ。すると、白髪になるのは呼吸と洗髪方法が大きく影響することが分かりました。
ストレスを減らす
白髪ができる原因には、毛根にある色素幹細胞の機能低下が原因の一つといわれています。
不安やストレスが多くなると呼吸が浅くなり、体内は酸素不足になりがち。
体の中の活性酸素は増え、血流も悪くなります。
すると、色素幹細胞の機能が衰えて白髪ができるのです。
不安やストレスを感じることに気がついたら、胸をトントンと叩くと気持ちが落ち着きます。お母さんが赤ちゃんにしてあげるのと同じことを、自分にしてあげると効果がありますよ。
さらに、深呼吸を行うことで多くの酸素を体内に取り込めます。呼吸法は腹式呼吸がお勧めですよ。
たくさんの酸素を体内の隅々まで行き渡らせることで、体の細胞は活性化します。血流もよくなり髪にも栄養が行き届き、髪にも良い影響を与えてくれるのですね。
洗髪方法を見直す
髪を健康に保つためには、頭皮環境をよくすることは欠かせません。シャンプーのときに、指を立てて力を入れ、ゴシゴシ洗いがちですよね。
その洗い方だと頭皮を乾燥させます。シャンプーは洗浄力がマイルドなものを選び、頭皮に刺激を与えないようにすることが大切です。
頭をきれいに洗おうとすると、ついつい指を立ててしまいがちです。爪が頭皮に当たらないように、指の腹を使って髪全体に泡をなじませるようにやさしく押し洗いするのが肝心ですよ。
私は、毎日はシャンプーしていません。しかもシャンプーは無添加の固形石鹸を使っていますよ。美容院でこのことは話していませんが、美容師さんに「髪に変なうねりや癖がなく、手入れが良いですね」と褒められて嬉しかったです。
日ごろからストレスを減らすことや洗髪方法を意識することで、そのうちほぼ白髪になっても、ふさふさな髪でありたいと思っています。ふんわりしたグレイヘアは美しいですからね。
まとめ
白髪染めは面倒で、冬は寒く、染めるのをやめたいと思うのですが、きれいなグレイヘアになるまでには、多くの不安や疑問、問題があります。
グレイヘア移行期の乗り越え方
・美容院で黒髪をブリーチして、黒・グレイ・白の髪を作り、髪色のコントラストを減らす。
・美容院で曖昧なカラーリングにしてもらって、白髪が増えてきたら自分でグレーのカラートリートメントを使うなど、徐々に白髪染をやめていく、
・ウィッグや帽子を使って白髪を隠す
おしゃれなグレイヘアにするには
白髪染めをしないと怖いのが、一気に老けて見えること。ですが、身だしなみやメイク、服装にこだわることで、逆にグレイヘアであることを個性としてオシャレに見せることもできます。
・メイクはファンデーションやハイライトクリームなどで顔にツヤを足したり、赤いリップを使う。
(化粧下地にワセリンと肌に刺激の少ないラロッシュポゼUVイデアXLティントで紫外線防止と艶出しができるのでおススメですよ。)
・髪にはアウトバストリートメントにオイルやミルク、ヘアバームでツヤを与える
ゆるやかにグレイヘアへ移行するために白髪とも上手にお付き合い
何より白髪染めをしなくなると、お金がかからないし楽。それに生え際の白髪を気にするストレスがなくなりますよね。しかも、カラーリングしないから髪が健康になります。抜け毛や薄毛の悩みも解消されるのでは?という期待もできます。
ただし、黒髪と白髪が混ざった状態からのグレイヘアへの移行は難しいものがあります。憧れはあるけど、まだ勇気がないときは、グレイヘアへの移行を考えつつ、白髪を増やさない工夫をしてみましょう。
ストレスによっても白髪が増えるので、不安やストレスをなくすために深呼吸をする。また、シャンプーで頭皮を乾燥させることなく、頭皮を健やかに保つことも心がける。こういった心がけだけでもきっと、髪によい影響を与えるはずですからね。また、髪の健康を考えた生活をすることが、結局は後々、ふんわり美しいグレイヘアへと移行できる秘訣ではないでしょうか。