秋の風を感じる爽やかな季節の変わり目ですが、お肌のお手入れには心配りをしたいものです。
なぜなら、夏の紫外線でダメージをうけ、気候の変化で肌が敏感になっているから。
そこで、ちょっとした勘違いや思い込みで、もっともお肌を傷めてしまう原因になるクレンジング。改めてクレンジングの方法について調べ、まとめてみましたよ。
目次
メイクを落とさずに寝るとにきび、シミやくすみ、肌トラブルの原因に。
最近、若い人に多いのがメイクを落とさずに寝てしまうこと。
美容には睡眠のほうが大切なので、メイクを落とすよりも睡眠をとったほうが良いという説もありますが、次のようなことから、やはりメイクは落として寝たいですね。
(というか、メイクを落とす時間もないほどの夜更かし自体が肌に悪いので、問題外です。まっ、若いうちはそれもいい経験で、しょうがないですけどね~^^;)
- 日中つけていたメイクには、皮脂や外気の汚れが混じり、肌にとって刺激物となります。
- 皮脂や汚れが混ざって刺激物となったメイクを夜寝ている間もつけたままでいると、肌が炎症を起こしやすくなりメラニンが活性化。細菌の繁殖で大人ニキビや吹き出物の原因となったり、小じわや肌のくすみや乾燥へとつながります。
クレンジング剤の洗浄力と選び方
肌に刺激を与えるクレンジング剤は、化粧の濃さ、肌質で選ぶようにします。
また、季節や肌の状態、乾燥が気になるときは肌にやさしいクリームクレンジングやミルククレンジングを選ぶなど、クレンジングを変えてみるのもオススメです。
とくに、肌の調子が悪いときは、クレンジング剤を見直してみるとよいでしょう。
以下は、一番上が肌にやさしめなクレンジング剤です。下にいくほど洗浄力が強くなります。つまり、オイルクレンジングがもっともクレンジング効果が高いため、肌への刺激も強くなります。
- 【ミルククレンジング】乾燥肌、敏感肌、ノーマル肌タイプ。肌にやさしいクレンジングを使いたい人向け。
- 【クリームクレンジング】乾燥肌、敏感肌、ノーマル肌タイプ。肌にやさしいクレンジングを使いたい人向け。
- 【リキッドクレンジング】ノーマル、オイリー肌タイプ。ナチュラルメイク向き。
- 【ジェルクレンジング】ノーマル、オイリー肌タイプ。ナチュラルメイク向き。
- 【オイルクレンジング】ノーマル肌タイプ。しっかりメイクをする人向き。
ナチュラルメイクな私は、もっとも肌にやさしいミルククレンジング派。
天然成分のみで香りも好きなドクターハウシュカクレンジングミルクが気に入ってずっと使っています。
クレンジング剤の基本的な使い方
- クレンジング剤の量は少な過ぎるのも肌への刺激となるので、たっぷり目な500円玉くらいの量を目安にします。
- クレンジング剤を指にとり、両手の指を合わせて、人肌くらいに温めます。
- おでこ→鼻→あご→頬→口→目元といった皮脂の多いところから順番に顔の中央から外に向かって円を描くように指でやさしくメイクを肌に馴染ませます。
- クリームクレンジングならメイクが浮くまで馴染ませます。オイルクレンジングなら、水を含ませて白く濁った状態になるまで馴染ませたら、洗い流します。
- このとき、洗い流す水は30度くらいのぬるま湯か水を使います。
クレンジングするときの注意点
- 肌をこすらない。
- すすぎにお湯を使わない。
- クレンジング剤はたっぷり使う。
- ついでにマッサージをしない。
- 時間をかけない。
肌の潤い成分のセラミドはクレンジングでも失われてしまうのだそう。そこで、ついやりたくなってしまうマッサージなどせずに、さっさとクレンジングは終わらせるのがコツです。
時間にすると、クレンジングは1分程度で終わらせるのが理想です。
クレンジング効果を上げる秘訣
クレンジングする前に、しっかり湯船につかって汗をかいておきます。湯気がスチーマーの代わりとなり、肌も温まることで毛穴が開き、クレンジングで汚れが取れやすくなるのですね。
(エステに行くと、スチーマーが使われますよね。あの効果です。)
ヨーロッパ流クレンジングのやり方
クレンジング剤を顔に馴染ませたら、すすぐかわりに、コットンをぬらしたもので顔を優しく拭き取ります。
- ひたいと頬は内側から外方向へ。
- 鼻筋は上から下へ向かって。
- あごは下から上に向かって。
力はいれずに、丁寧にゆっくりやさしく上の要領で一定方向にコットンを動かしてクレンジング剤を拭き取ります。
これは、空気の乾燥したヨーロッパでは主流のやり方。お肌を乾燥させないために水を使わない、拭き取り式クレンジングになります。
ぬらしたコットンで拭き取ることで、余分な角質が取り除かれてくすみが取れるといったメリットもあります。
その反面、コットンが肌に触れるので、多少なりとも肌は刺激を受けるというデメリットもありますね。
メイクアンドアーティストの山本浩未さんも洗い流さないクレンジング方法をされていますよ。
気になる人は、自分の肌に合うか合わないか、一度やってみるとよいですね。
美肌作りにはクレンジングしなくてもよい日を作る
クレンジング剤がメイクを落とすのに優れているのは、界面活性剤が使われているから。でも、この界面活性剤が肌にとっては刺激物です。肌のキメが荒れたり肌トラブルの原因にもなりかねません。
そこで、一番良いのは、クレンジングしない日を作ること。
女優さんもクレンジングを使わないためにも、ノーメイクDAYを意識して作っている方多いようですよ。
私は日頃は超軽いメイクにして、石鹸で落とせる日焼け止めクリームを使ってみたり、やはり石鹸で落とせる肌にやさしいミネラルファンデーションを使っていますよ。
メイク落としには、無添加のシャボン玉石鹸使ってます。他の石鹸になると洗浄力が弱くなるから。シャボン玉石鹸をしっかり泡立てて、クレンジングと同じくやはりこすらず肌をいたわりつつ、そーっとそーっと(笑)。
メイクは少々残っても、ターンオーバーさえしっかりしていれば、古い角質とともに汚れも落ちると割りきっていますよ。
肌のターンオーバーをしっかりさせるには、顔だけじゃなく体全体の健康が大切ですよね。涼しくなってきたので、よく眠ってよく食べて、よく笑って健やかに過ごしましょうね。