ストレスは肌トラブルの原因になると言われていますが、肝斑や肌のかゆみの原因にもなるって知ってました?
強いストレスが続くと、皮膚トラブルである円形脱毛症や大人ニキビができるのは、知っていました。
でも、私の肌の一番の悩みであるシミの仲間、肝斑(かんぱん)の原因もストレスであるのを知って、びっくりしています。
しかも、強いストレスは他にもアトピー性皮膚炎や乾癬(かんせん:皮膚の病気)の原因にもつながるんですよ。では、そういった肌トラブルの対処法や改善法には、どのようなものがあるのでしょうね。
目次
あらゆる肌トラブルの原因がストレスだと言われる理由
ストレスと肌トラブルの関係は、国内外の研究で報告されていますよ。
米国の研究では、ストレス度が高い人は肌がかゆくなる掻痒症(そうようしょう)が多かった。フランスの研究では、ニキビがストレスの感じやすさと関連することが確かめられている。ブラジルの研究では、シミの一種の肝斑は不安な傾向と関連があり、ストレスフルな出来事の後の発生が4~7%の人に、悪化が26%にみられたと報告されている。
(日経ヘルスより)
※掻痒症(そうようしょう)とは、皮膚にはこれといった異常が見られないのに、かゆみがある症状のこと。
こういった研究結果の報告から、ニキビや肌のかゆみ、肝斑といった肌トラブルは、ストレスホルモンの影響によると考えられているのですね。
さらに慢性ストレスは、肌のコラーゲンを減らしシワを増やすなど、肌老化を促進するということも報告されていますよ。
あなたのストレスの原因は人間関係、仕事、それとも家族?
ストレスの原因は、人それぞれですよね。
看護師になったばかりの姪っ子は、夜勤ありのシフト制の勤務になってから、急に鼻の下やあご、フェイスラインに大人ニキビができたと話していましたよ。慣れない勤務形態が、ストレスになっているようです。
コンビニ勤めを始めた知人は、職場の人間関係がストレスで、肌にかゆみが出たと言っていました。
では、私の顔のシミである肝斑ができたストレスの原因は何かな?と考えてみてすぐに思い浮かんだのが、主人。そしてお姑さんと小姑の存在でした^^;
睡眠、精神療法、瞑想が肌の回復には効果的
ストレスによるニキビや肌のかゆみ、肝斑といったものに対処するには、どのような方法があるのでしょうね。
ちょっと考えてみて想像できるのは、規則正しい生活に食事、適度な運動といったところでしょうか。
規則正しい生活といえば、まずは睡眠が浮かびませんか?
7時間程度の適度な睡眠をとっている女性は、5時間程度の短時間睡眠をとっている女性に比べ、紫外線を受けた後の肌の回復が早いなどといった、肌のバリア機能が高いという報告がありますよ。
また、口呼吸が原因での睡眠障害や、寝ているときの無呼吸症候群である場合、これを治すとよく眠れるようになるため、見た目が若返ったという結果も報告されていますよ。
口呼吸は女性に多いんですよ。実は私もなのです^^;直す方法はこちらのサイトが参考になります→口を開けて寝る口呼吸の原因は?口閉じテープは効果あるかやってみた (別サイトに飛びます)
それ以外にも、ストレスでボロボロになった肌の回復には、精神療法や瞑想が効果的だといわれていますよ。
精神療法とは自律訓練法や認知行動療法といったものですね。これらの療法は、ストレスを柔軟に受け止める心の持ち方を促す心の療法です。
こういった精神療法を行うことで、肌のバリア機能の回復率が高まったということも確認されていますよ。
※自律訓練法=心療内科や精神科などでも使われる自己催眠法の一種のようなもの。
※認知行動療法=認知にはたらきかけ、気分をリラックスさせる精神療法
そして、最近話題になっているマインドフルネス。つまり瞑想のことですね。
マインドフルネストレーニングを行い、ストレス下で肌に炎症を引き起こすクリームを塗布した研究では、炎症のサインである赤みの出現が抑えられた。(日経ヘルスより)
これは、ウォーキングと瞑想を行う集団。そして、ウォーキングと体操を行う集団とに分けて一定の期間での検証を行ったところ、瞑想を行った集団の方が肌の炎症反応が抑えられたという話です。
瞑想は睡眠時と同じように、体を修復させる機能が働くと言われています。
他にも、瞑想にはいろいろな効果があります→認知療法やウツの予防改善にも注目されています。瞑想中は、脳の働きも活性化されると言われていますよ。
ストレスによるニキビや肌荒れ、肝斑、かゆみといった症状のみならず、アンチエイジングに良いのは当たり前かもしれませんね。
瞑想の魅力はその手軽さ。座って目をつぶり、深く呼吸するだけなので、なんのデメリットもありません。あれば、時間を使うことぐらい?とにかく損することはとくにないので、やったことのない人はやってみることをお勧めしますよ。
瞑想についてや「呼吸瞑想法のやり方」は、文部科学省HPにも「第2章心のケア各論 ストレスへの対処」として書かれています。しかも、呼吸に意識を集中させる「呼吸瞑想法」は、簡便で効果が高い。と、紹介されていますよ。
実は最近、私も瞑想をやっています。瞑想は苦手で、始めたりやめたりの繰り返しなのですが、最近は続いてますよ。
なぜなら、チベット体操と瞑想をセットで毎朝やっているからなんですね。瞑想は雑念が浮かびすぎてちょっと苦手なのですが、チベット体操は好きです。
チベット体操をすると、朝の低血圧の重い体がスッキリするんですよ。寒い朝でも、チベット体操をやり終えると、ぽかぽかしてくるのに快感です(笑)。
もともと、チベット体操は僧侶が瞑想する前の準備体操だったそうです。つまり、それにならってやってるわけですね。
ところでチベット体操ですが、始めた頃はかなりきつかったのですが、今では難なく気持ちよく行えています。しかも毎日お通じが良くなったのが嬉しい効果です。腹筋が鍛えられたのかな?
若返り効果は、自分では何とも言えませんけどね(笑)
肌は心の中を映し出す鏡
現代の生活でストレスがない人はいませんよね。そうであれば、ストレスをいかにそのままにせずに、減らすように心がけるかが大切だと思います。
とはいえ、そのストレスを減らす方法が負担になったり、面倒だったりすると、さらにストレスとなりますよね。自分がやりやすい方法を取り入れるのが一番です。
私は毎朝15分の瞑想を行っていますが、たった3分でも目を閉じて、呼吸に意識を向ける瞑想は、気持ちを静めるのにオススメですよ。
美肌に修復されている!と思いながら瞑想しています(笑)。
肌トラブルは毎日を憂鬱にさせます。とくにかゆみとなると、辛いですよね。
ひどくなると薬を使う人も少なくはないようですね。早めに対処しておきたいものです。
肌が調子よく綺麗だと、お化粧のりも良いし、鏡を見ても楽しいし、心も軽く出かけられます。
肌は、心の中を映し出す鏡と言われています。それほどに、ストレスの影響を受けやすい体の一部とも言えますよね。
肌トラブルを見つけたら、スキンケア方法や化粧品が合わないのかな?と疑ったり、ストレスで減ってしまうセラミドをスキンケア化粧品で補うのもひとつの手です。
でもなにより、「最近私、ちょっと頑張りすぎているのかも?」と振り返り、自分をいたわる時間を作りたいものですね。