50代の更年期世代になると下腹がぽっこり出ている人が目立ちます。もちろん私もその一人なのですが。。
下腹が出てるのって、横から見ると目だって嫌ですよね。スカートでもパンツにしても、スマートさが失われます。下腹に力を入れて、引っ込めるように気をつけてはいますが、気を抜くと、すぐポコッと出てしまっています。。
そんなカッコ悪いぽっこり下腹をへこますために、わが家では、食事にもち麦を取り入れましたよ。
わが家のご飯は玄米なのですが、もち麦を入れると玄米がおいしくなります。しかも、もち麦って、痩せる要素をたくさん含んでいるのを知っていますか?
目次
中年になると、下腹が出てくる理由
下腹がポッコリ出てくる理由の一つに、女性ホルモンの分泌の低下があるのですね。
なぜなら、女性ホルモンは脳の満腹中枢に働きかけて、食べ過ぎを防止する働きもあるから。
また、加齢による基礎代謝量の減少も加わって糖や脂肪の燃焼率も悪くなり、内臓に脂肪がつきやすくなるというわけです。
そしてもう一つの大きな理由が、便秘。つまりは、お通じが悪いこと。
運動していても、なかなか便秘体質が治らない。また痩せてもお腹だけはそのままという女性も多いのが実情。
そういった場合は、腸内環境を良くする食事に切り替えるのが得策です。
もち麦ご飯で下腹ダイエット
お通じを良くする食事にするには、食物繊維を多く含むメニューにすると良いといわれていますよ。
実際、現代人の女性はとくに、食物繊維の摂取量が不足しているんですよ。
厚生労働省策定の食事摂取基準[2005年版]によれば、1日あたりの目安量は、30~49歳では男性26g、女性20g、50~69歳では男性24g、女性19gとなっています。
(eヘルスネットより抜粋)
平成25年国民健康栄養調査結果によると、成人女性の1日に食物繊維摂取量は、14.3gなのですね。4.7gほども足りていません。
そこで、食事で食物繊維を摂るには、もち麦がおすすめです。
なぜなら、もち麦なら、白ご飯や玄米と一緒に炊けばいいからです。簡単ですよね。
下腹が痩せるのに、もち麦がおすすめの3つの理由
①もち麦の食物繊維は白米の25倍
食物繊維には水に溶けずに便のかさを増やす不溶性食物繊維と、水に溶けて糖や脂肪を包んで外に出す水溶性食物繊維の2種類があります。もち麦は不溶性と水溶性の両方を半々にあわせもっている、バランスの良い食物繊維なのです。
②もち麦のβグルカンは、血糖値上昇を抑える
もち麦の水溶性食物繊維βグルカンは、糖や脂質の吸収を抑えます。また、血糖値の急上昇を防止する働きがあるのです。
さらに、朝食でもち麦を食べることで、βグルカンがお昼ぐらいに腸で発酵を受け、血糖を調整するホルモン分泌が増加します。そのために、昼食後の血糖値を上げにくくする効果も期待できます(これをセカンドミール効果といいます)
③もち麦を食べると腸内の善玉菌が増える
もち麦のβグルカンは大腸で善玉菌のエサになります。つまり善玉菌が増えるので、腸内環境が良くなり、お通じも改善されるのですね。
もち麦ご飯の作り方
我が家ではスーパーで、はくばくのもち麦を買って食べていますよ。
もち麦の袋の裏側に書いてある、もち麦ご飯の作り方をご紹介しますね。
もち麦は白米、あるいは玄米に加えて炊くだけです。
もち麦の袋に記載してあるのは、白米ともち麦の炊き方です。
- 炊飯器の目盛り通りに、お米をいつもの水加減でセットします。
- 米1合につき、もち麦1袋(50g)、追加の水100mlを入れ、軽くかき混ぜてから炊きます。
※水洗いは必要ありません。無洗米や玄米に混ぜても使います。加えるもち麦の量はお好みで調整できます。
※もち麦の吸水時間は取らずそのまま炊飯できます。白米と一緒に吸水させても問題ありません。炊飯器の炊飯コースは白米コースです。
わが家での玄米ともち麦の炊き方
我が家ではこれまで、玄米と小豆を一緒に炊いていました。小豆を入れると玄米特有の臭いを消すことができます。小豆はむくみ防止にも良いとお勧めされていますよ。
寝かせ玄米と似てますが、わが家では塩は入れていません。→わが家の寝かせ玄米の作り方
そこで、小豆と玄米、さらに、もち麦を一緒に圧力釜で炊いています。この時、玄米は三合に対し、もち麦は1袋(50g)と、追加の水少量も入れて炊いていますよ。
もち麦が少量なので、もち麦のモチモチ感はそれほど感じられませんが、入れないよりはもっちりします。
↑画像は、昨夜の夜に炊いたもち麦玄米ご飯(小豆の多い部分だけついだので、ちょっと小豆多すぎですね。。)わが家では、冷ご飯で食べています。
もち麦ご飯はもっちり感はありますが、味には癖がありません。冷凍して保存しても大丈夫です。わが家でも、小分けして1食分ずつ冷凍保存しています。もち麦玄米ご飯にすると、一度冷凍してレンジでチンしたとき、もっちり感が増すような気がしますよ。
もち麦のグルテンが気になる?
もち麦は大麦の一種ですから、グルテンが含まれています。しかももち麦は、大麦の中ではグルテンの含有量が高いから食感がモチモチしているのですね。
ところで、このグルテン、あまりお勧めしないという話も耳にしますよね。グルテンアレルギーの人は、もち麦も避けることをお勧めします。
グルテンアレルギーでもなく、1回の食事でとるもち麦は、ほんのわずかな量なので、我が家ではあまり気にすることなくとっています。
また、粉上になったパンの小麦粉とは違い、麦の形そのままで食べるので、食物繊維といっしょに腸に入り、腸の状態をよくしてくれる働きも期待できますよ。
もち麦を食べれば痩せるというものではない
もち麦ダイエットが少し前に流行ったようですが、勘違いしやすいのが、もち麦を食べていれば痩せるという思い込みですね。
もち麦を食べても、おかずやデザートを食べ過ぎるなど、全体に食べすぎれば痩せませんよね。
食事を、もち麦だけの置き換えダイエットにした場合、リバウンドが予想されます。極端に食事量を減らしたり、食べなくすると、体が太りやすくなるからですね。
朝食べ過ぎたら昼で調整する。または昼食べすぎれば次の食事の夜に調整するといったふうに、1日のうちでの量を調整するのも大切です。私はそうしています。また、自分の体や活動量にあった食事量や食事の内容を見直すことも大切ですね。
さらに、もち麦ご飯を食べる以外にも、とろろ昆布やワカメの味噌汁といった海藻などの水溶性食物繊維の摂取量を増やすと、さらに腸の改善力が高くなるのでお勧めです。
【水溶性食物繊維について参照】
食物繊維は便量を保つために制限はしませんが、水溶性食物繊維の多い、いも類・果物類・海藻類といった食品を摂取するように努めましょう。(eヘルスネットより抜粋)
まとめ
50代以降の中年女性になると、下腹がぽっこり出てる人が目立つ。
その理由は女性ホルモンの低下で食欲が抑制できなかったり、基礎代謝量の低下で糖や脂肪が消費できずに内臓脂肪がつきやすい、といったことが原因。
また、食物繊維の摂取不足による便秘体質も原因。
下腹ダイエットをするのに、食事にもち麦を加えることがお勧めな理由3点
①もち麦は食物繊維が白米の25倍あり、水溶性と不溶性の食物繊維のバランスが優れていること。
②もち麦の水溶性食物繊維βグルカンが血糖値の上昇を抑える働きがあること
③もち麦の水溶性食物繊維βグルカンは善玉菌を増やすので、腸内環境の改善につながること
もち麦ご飯の作り方
白米や玄米にもち麦を足して、さらに少しの水の量を足し、いつも通りに炊けばいいので簡単に取り入れやすい。
わが家では、玄米とあずきともち麦を合わせて炊いている。
小豆は、玄米の臭いを消すのに最適でむくみ防止効果もある。
玄米にもち麦を足すことで、もっちり感がでる。
もち麦は大麦の一種なので、グルテンが含まれている。グルテンアレルギーにはもち麦はおススメしない。
とくに問題ないのであれば、もち麦ご飯であれば少量のグルテン摂取となるし、食物繊維と一緒に腸に入ることで、腸内環境の改善が期待できる。
もち麦を食べれば痩せるというものでもない。
もち麦を食べても食べ過ぎれば太るし、自分の体や活動量にあったバランスのよい量や食事内容をさぐるのが大切。
おわりに
もち麦は、主人が知人から話を聞いて買ってきました。
実は、最初主人は、健康のために玄米を麦ごはんにして食べたかったようです。それでまずハトムギを玄米と炊いたのですが、圧力鍋で炊くため、ドロッとした玄米ハトムギごはんとなってしまい失敗。
そんなときに、玄米ともち麦でダイエットをしている知人から「もち麦だと圧力鍋でも美味しく炊けるよ」と聞いて買ってきたのです。
もち麦を初めて知った私は、もち麦とはなんぞや?と「はくばく」の袋の裏を読んだり、ネットで調べたりしているうちに下腹ダイエットに効果があると分かり、喜んで食べています。チベット体操を続けているせいか、便秘はほぼ解消されているんですけど、さらなる下腹ダイエットを願って、もち麦玄米ご飯いただきます。