日本人の肌には「高価な美容化粧品や念入りなお手入れは合わない」と言われたら、あなたはどう思いますか?
アラフォーからの美容断ちをお勧めするのは、東洋医学の渡辺奈津先生です。
私は以前、完全肌断食をしていたので、こういった情報には興味津々です。東洋医学スキンケアといわれる「美容断ち」とはどういった美容法なのでしょうね。
目次
美容断ちスキンケア方法
・顔を洗いすぎない
メイクをした日は、固形石鹸をしっかり泡立てて優しく洗う。ノーメイクの日はぬるま湯で洗い流すだけの洗顔を行います。
・洗顔後すぐにスキンケア化粧品を使わない
洗顔あとは、15分から20分程度、スキンケアをせずにそのままにしておきます。
そして、化粧水は使わず、お肌の乾燥を感じる部分にだけクリームを塗ります。
・メイクをするときも化粧水は使わない
メイクするときは、洗顔後に乳液かクリームを顔全体に塗り、お化粧します。
・スキンケアコスメの選び方
スキンケア化粧品は配合成分が1種類、あるいはお値段の安いシンプルなものを選ぶようにします。
高価なスキンケア化粧品になると、多くの成分を含むために、肌トラブルの原因になる可能性が高くなるからです。
・顔のシミやシワの改善をするには?
体調や内臓の働き、血の巡りが悪くなると、体の代謝がおち、しわやシミができやすくなります。
無理のない運動を取り入れたり、食事で体を温めるといった日常のケアをすることで、お肌を回復しやすくします。「美容絶ち」では、肌の外からではなく、体の中から肌を整えます。
・週に1日はノーメイクにノースキンケアdayを作る
メイクももスキンケアもまったくしない日を1週間に1日作ることで、肌を休息させ、疲れた肌細胞を回復させます。これによって肌老化の速度を遅らせることが期待できます。
スキンケア化粧品でのお手入れをお勧めしない理由
「そもそも肌は排泄器官。汗や皮脂とともに老廃物を体の外へ出すのがメインの役割です。この働きが衰えることで肌に老廃物が蓄積され、老化やトラブルを招くのです。」
(体にいいことより)
つまり、お肌の役割は栄養の吸収ではなく、排泄というわけですね。
それなのに、お肌の手入れでスキンケア化粧品を使うことで、排泄の働きが邪魔され、肌老化につながるという理由からなのです。
日本人の肌の特徴
日本人の肌は白色人種よりも、表面の角質層が薄く、コラーゲンやエラスチンなどがで構成されている真皮の部分が多いのです。
そのため、表面の凹凸が少なく、なめらかな肌といわれています。
その反面、角質層が薄いために、肌バリア機能が弱く、傷つきやすいし、衰えやすいのですね。だからこそ、より一層肌に刺激を与えないことが、肌老化を防ぐことにつながります。
肌断食との違い
私がやっていた肌断食は、ほぼスキンケアをしませんでした(スキンケアをやめた当初、肌に粉がふくのがひどいときだけ、少量のワセリンは使いました)。メイクのときには、下地に少量のワセリンを使います。
美容経ちでは、乾燥した肌部分にはクリームを塗ること。メイクする時にも下地スキンケアとして、乳液やクリームを使うようです。
肌断食との共通点
東洋医学スキンケアといわれる美容断ち。
その目的は肌断食と同じく、排泄機能という肌の機能を重視し、もともと肌が持つ再生機能を活かすこと。
過剰なお手入れ、スキンケア化粧品によって受けたダメージや失われた肌の機能を、肌に備わった自然な力で正常に戻すことです。
肌断食をやってきた私の感想
化粧水、乳液、美容液、クリームといった高価なスキンケア化粧品でのお肌の手入れ、エステでのお手入れ、肌断食と経験してきました。
その私の今のお肌の手入れは、朝は水洗顔。その後ワセリンを塗って、石鹸で落とせる色つきUV クリームを塗り、ミネラル化粧品でお化粧します。
夜はクレンジングは使わずに、固形石鹸で洗顔します。その後は、お肌に乾燥を感じるときだけ、スクワランオイル一滴を濡れた手のひらで伸ばし、濡れた顔につけます。
肌に乾燥を感じないときには、夜の洗顔後は何もつけませんが、たまに気分で、シートパックも使います。
一連のスキンケア化粧品を毎日使っていた時には、洗顔後の乾燥がひどく、すぐに何もつけずにはいられない状態でした。
でも今は、昔の私には考えられないほど、まったく平気です。
以前はエアコンをつけていると、肌がパリパリしたものですが、今はそんなこともなくなり快適です^^
肌の本来の機能を戻すと、こんなにも違い、こんなにも楽なんだなぁと、実感中です。
私の体験や今の感想はこんな感じですが、肌の状態って人それぞれですよね。
地曳いく子さんや山本浩未さんは著書「大人美容」の中で、『お肌のお手入れはやっただけ!』と言われています。それはきっと、彼女たちの経験から出た言葉なのでしょう。
要するに、やってみて、肌に合わなかったらやめる。肌の状態が良かったら続ける、と自分の肌に合わせるのが一番良いのではないでしょうか。
私も、スキンケアもメイクもしない肌断食を長いこと続けてみましたが、そのあとは、自分の肌の状態に合わせて、使いたいときに使いたいものを利用するようになりましたよ。