もっとも紫外線の強いのが春。シミ、しわ、たるみから肌を守るための紫外線対策がバイキングで特集されていましたね。アドバイスくださったのは、美容皮膚科医の高橋栄里院長と、東京警察病院形成外科医の池田彰史先生。
ところで、あなたは日焼けして黒くなるほうですか?それとも日焼けしても肌の色が黒くならないほうですか?
2つのうち、どちらが体に良いと思いますか?
目次
日焼けすると肌が黒くなるほうが体に良い
紫外線から肌を守るから肌の色は黒くなるので、日焼けしても黒くならない人よりも黒くなりやすい人のほうが体に良いのです。
紫外線に当っても、肌の色が黒くならないのは、肌を紫外線から守れていないということ。日焼けで黒くなりやすい人に比べて3倍~5倍も肌ダメージを強く受けています。つまり、それだけシミやシワができやすいというリスクがあるのです。
コーヒーで肌ダメージは回復できる?
皮膚科医の先生の答えは、「回復できます」
紫外線をあびると、活性酸素ができます。活性酸素がしみやしわ、たるみの原因となります。その活性酸素をやっつけるのが抗酸化成分。コーヒーに含まれているクロロゲン酸は強い抗酸化成分なのです。
おすすめは、1日にコーヒーを2杯ほど飲むこと。ブラックで飲むのがオススメ。コーヒーの飲み過ぎは、胃の粘膜に良くない。また、緑内障が悪化するのではないか?という報告があるので、適度な2~3杯までにするのが良いとのことです。
トマトジュースが紫外線対策にオススメな理由
トマトに含まれるリコピンは強力な抗酸化成分。
3つのリコピン効果
- シミの元となるメラニンの発生を抑える。
- シワ・たるみの原因になる紫外線によるコラーゲンの損傷をふせぐ。
- コラーゲンそのものを増やす働きがある。
トマトは、ミニトマトではなく普通の大きなトマトを1日に2~3個食べると良い。でも、そんなに食べれるものでもないので、トマトジュースがオススメ。
トマトジュースなら、多くのトマトが入っているし、生のトマトを食べるよりもリコピンの吸収が良い。また、安くつくのでオススメです。
きゅうりやレモンなどを切ったものを、お肌に貼ると肌に良いのか?といった質問では「肌には良くありません」といった答えでしたよ。
ビタミンCは抗酸化成分で肌に良いが、皮膚に貼っても浸透しないのだそうです。
1年前の日焼け止めを使っても良いか?
答えは「使ってはいけません」
日焼け止めの有効期限は、開封後であれば半年、未開封状態で3年を目安とします。
日焼け止めの塗り方を間違って使っている人が多いようです。
日焼け止めの使う量や塗り方、SPFやPAについては以前、皮膚科医の吉木伸子先生があさイチ!で話されていたのを詳しく書いています⇒スキンケア常識は間違っている?シワ・たるみを防ぐための化粧品の選び方
また、吉木伸子先生もおっしゃっていましたが、ファンデーションやパウダーにも日焼け止め効果があると、バイキングでも専門医の先生が説明されていましたね。
UVカット効果のあるパウダーやファンデーションだとなおいいのですが、そうでなくても手持ちのものでも紫外線を防ぐ効果はあるので、化粧直しをまめにすることがオススメです。
私は、ミネラルファンデーションが肌にやさしいので愛用していますよ⇒ミネラルファンデーション購入記~綺麗簡単にお肌にのるのは、フェイスブラシそれともパフ?
また、日焼け止めクリームは、SPFやPAが高いほどに紫外線カット効果はあるのですが、効果の強いものほど、肌への刺激も強くなるので、注意が必要です。
紫外線をあびてしまってからの「肌ケア」2つの方法
①1週間に2回、42℃のお風呂に10分入る。
これは、皮膚の中にヒートショックプロテインというたんぱく質が作られ、ダメージ肌を回復する機能を利用します。
40℃のお風呂だと20分、41℃のお風呂なら15分つかれば大丈夫です。
②夜中の2時に熟睡すること
人は、加齢などで新陳代謝が悪くなってメラニンがたまり、シミやシワができやすくなります。
深夜の2時はもっとも皮膚の新陳代謝が活発に行われる時間。そのときに成長ホルモンがよく分泌される必要があります。熟睡していると、成長ホルモンが分泌されやすいからです。
熟睡するには、寝る前に、牛乳を1杯飲むとよい。牛乳のトリプトファンという成分が睡眠の質をあげてくれるからです。
家庭でもできるシミ・シワ・たるみを消す方法は?
「ま・い・う体操」
- 大きな口をあけて、「まー」を10秒キープする。
- 大きな口をあけて、「いー」を10秒キープする。
- 大きな口をあけて、「うー」を10秒キープする。
- それぞれに5回を朝昼晩3セット行うとよい。
それぞれに5回を朝昼晩3セット行うとよい。
歳を取るほどに、顔の筋肉を使わなくなってきます。大人になると、大きな口をあけて食べたり、大きな口をあけて話をすることもなくなってきますよね。
それはお行儀の良いことなのでしょうが、顔の筋肉をあまり使わないので、筋肉が弱ってきて、しわやたるみの原因になるのです。
筋肉をよく動かすことで新陳代謝も良くなり、しみ改善にも効果が期待できるっていうわけですね。
私は、日焼けすると肌が赤くなって白く戻り、あまり黒くならない方です。小さい頃から、人から羨ましいと言われていましたよ。でも、それって体には悪かったのですね、今回、初めて知りました。
友人に地黒の人がいますが、私よりもずっとしみやしわが少ないです。今まで、どうしてなんだろう?と不思議に思っていましたが、理由がはっきりしましたね^^;
今年は、顔だけではなく、手の甲にも日焼け止めを塗り、車を運転するときは、サングラスに黒い帽子もかぶって運転しています。シミのなかった30代のころは、そういう女性を見て「そこまでする?」と呆れていましたが、いざ自分の顔や手の甲にシミができてくると、必死になるものですね^^;
最近、石鹸で洗い流せる日焼け止めを買いましたよ⇒肌断食経過3年で失敗?肌にやさしい日焼け止めクリームを塗ることにした
でも、500円玉ほどのクリーム量は使えていません、厚塗り感タップリなんですもの。。