「麻木久仁子は、分け目が薄い!」とネットに書かれていて、ご本人、分け目を変えたり前髪をおろしたりして試行錯誤しているんだそうです。まあ、50代という年齢なので、髪に悩みが出るお年ごろですよね。
といった話は、髪に悪いといわれる紫外線の多い夏直前にして『ヘアケア特集』をやっていたバイキングでのこと。
私も50代に入った女性なんで、髪の毛のことは気になります。以前は、分け目が薄くなってたので気になってましたしね。
→つむじが薄い女性の髪型を1分で改善する方法!
そこで私も含め、髪に悩める50代女性のために、バイキングであった髪の悩み相談への質問と解答をまとめておきましたよ。
バイキングで答えてくれたのは、マブチメディカルクリニック院長の馬渕知子先生と国際毛髪皮膚科学研究所所長の井上哲夫先生です。
目次
髪にオススメの紫外線対策
- 帽子は薄毛人ほどかぶったほうが良い。紫外線からのダメージが防げます。
- 蒸れ過ぎは良くないので、通気性の良い麦わら帽子がオススメ。
- 紫外線は、頭皮ダメージだけなく、髪のキューティクルが失われたり抜け毛の原因になります。
- 頭皮に、日焼け止めをぬったり、日焼け止めスプレーを使うのも紫外線対策にオススメ。
正しいシャンプーのやり方は?
頭に直接シャンプーをつけるのではなく、まずは手のひらでシャンプーを泡立ててから髪につけます。なぜなら、髪の毛でシャンプーを泡立てると、毛が痛むから。
洗髪のやり方は、髪と頭皮を分けて洗う感覚でおこないます。
頭皮はこすらずに、『もみ出す』。こすっても毛穴の汚れはとれないので、両手でもみ出す感覚で洗います。
シャンプーブラシよりも、手で揉み出して洗髪するほうが綺麗になります。
画像のように、右手の指先と左手の指先の間が2~3cmほどあくようにして、少しずつ場所を移動しながら、丁寧に時間をかけて毛穴の汚れをもみ出します。
両手の指を離しすぎると、毛穴まできちんと洗えません。
髪の毛は、シャンプーの泡を毛先へ移動させるかのように、手ぐしを通す要領で洗います。毛に泡がくっつけば、髪の汚れは取れると考えて良いです。
※私たちが、通常洗髪するように、頭に手をおいてこすってみてください。「ジャリジャリッ」という音が聞こえますよね?これは、キューティクルが剥がれている証拠なんだそうですよ。ぜひ、こするのはやめましょう^^;
髪は毎日洗っていいの?
森泉さんが「外国の人は毎日髪を洗わない人が多いんですよね。母も毎日髪を洗っていませんけど。」って言ってました。
森泉さんの母親は、イタリア系アメリカ人で、もとファッションモデルなんですね。
日本の女優さんやタレントさんでも、毎日髪を洗わないほうが髪が快適っていう方いらっしゃいますよね。
私も気になった井上哲夫先生のお答えは、
「基本、毎日洗って欲しい。」というものでした。
毎日洗髪したほうが良いという理由ですね。
頭皮は、もっとも脂っぽい場所。ひたいの2倍もの脂っぽさというデータがあるそうです。頭皮の炎症やかゆみの原因のほとんどが汚れや洗い残しだからということでしたよ。
私の場合は、毎日シャンプーから週に1~2度のシャンプーに変更して良かった
私の場合は、毎日シャンプーをし続けたことが原因で頭皮のかゆみがひどかったようです。その証拠に、シャンプーを使うのをやめ、ぬるま湯だけで洗髪するようになってからはすっかりかゆみが無くなりました。
長いことお湯だけで洗髪していたのですが、どうしても髪がべたつくのが嫌で、週に1~2度髪のべたつき具合をみて、固形石鹸でシャンプーするようにしました(他の日はお湯だけでの洗髪)が、それでもかゆみは全くありません。
以前は、シャンプーがNGだと思っていました。ですが、本当に人それぞれなので、どれが正しい方法というわけではなく、自分の頭皮の状態にあった洗髪方法を見つけるのが一番だと思っています。
湯シャンを始めた当初→「湯シャン」のやり方で、頭皮の健康を実感!でも、デメリットが・・
今はこんな感じです→1年間続けたお湯だけシャンプーに挫折!でも、シャンプー生活には戻れない・・
夜、洗髪せずに、朝洗髪してもいい?
この答えは、朝ではなく夜の洗髪が良い。
その理由は、
髪が伸びるのは、夜寝ているとき。そのときの環境がキレイな良い状態であるためには、夜寝る前の洗髪が望ましい。
白髪って黒髪に戻らないの?
これは、白髪が異常に多いという麻木久仁子さんからの質問でした。白髪染せずにはいられないほど、白髪が多いのだそう。せめて、白髪を減らしたいっておっしゃっていましたよ。お気持ち、よく分かります(-_-;)
先生方のお答えは、
- 原因となっている、体の状態を良くすれば、白髪が黒髪に戻る可能性はあります。
- 貧血の人は白髪になりやすい。貧血を治すために鉄分をとったり、ビタミンB12や葉酸をとると貧血が改善しやすい。
- 血液が栄養を毛根に運ぶから、血流が悪い場合も白髪になりやすい。血流を良くしましょう。
- 白髪の多い井上哲夫先生は遺伝なんだそうで、遺伝はどうにもならないそうです。
白髪を抜いたら、白髪は増える?
白髪を抜いても、まわりの黒髪が白髪になることはないです。ただし、毛を抜くということは、毛根を弱らせるので、髪の毛が生えてきにくくなる可能性があります。
白髪は、抜くよりも、毛の生え際で切ったほうがよいですね。
髪に良い食べ物とは?
昔から、わかめを食べると髪が多く生えてくると言われているけど、これは嘘。
髪によいオススメのお料理は「豚の角煮」。しかも、皮のついているものが良いです。ブタの皮には、コラーゲンが豊富で、ブタのタンパク質などといっしょにとれるので、お肌や頭皮に良いからですね。
魚でもお肉でも皮にコラーゲンが多いので、皮を食べるようにしたほうが良いです。
傷んだ髪にツヤを戻す方法は?
ヘアオイルを使うことで、いくらか髪のツヤを戻すことができます。
髪が濡れた状態がオススメ。シャンプーやシャワーのあと、髪が濡れていると、ヘアオイルがまんべんなく広がりやすくベタつきもなくなります。ツヤも出てくるし、髪を守るのにもオススメです。
毛髪専門家がオススメするヘアケアとは?
やはり、頭皮のマッサージがもっとも効果が期待できるようです。
頭皮マッサージのやり方
- 頭皮を動かすように、側頭部から少しずつずらして頭皮をもんでいきます。
- 頭皮が固く動きにくい頭頂よりも側頭部のほうが動きやすいので、側頭部からもんでいきます。
髪の毛を生やすために、ブラシで頭を叩くと、効果はある?
ブラシを毎日洗っておく必要があります。ブラシに汚れがついていると、頭皮に汚れや雑菌がついて炎症の原因になるから。
ブラシが清潔であれば、ブラシで叩くのも良いと思われます。
頭皮の乾燥を防ぐために化粧水をつけると良い?
最後に、馬渕知子先生が、化粧水を頭皮につけるのがオススメとおっしゃっていました。顔用の化粧水でも良いとのこと。頭皮の乾燥を防ぐためなのだそうです。
スキンケアしてない私にとっては、頭皮にも化粧水をつけようとは思いませんが、同じ皮膚科医の先生方でも、いろんな考えややり方があるんですね。
頭皮の乾燥の原因をつきとめるといいですよ⇒頭皮がかゆいを対策中!かゆみの原因は冬の乾燥、お湯シャンプー?
髪の悩み質問と答えへの私の感想
井上哲夫先生は、毎日洗髪したほうが良いとのことでしたが、「シャンプーを使って」とは言われていませんでした。でも、やっぱりシャンプーを使って、の意味だったのでしょうか。
私は、お湯シャワーで毎日頭皮は念入りに洗っているんですが、毎日シャンプー使っていないので、そこのところが気になりました。
とはいえ、絶対にシャンプーしないとは決めていません。たまにステキなホテルに泊まったときにステキなアメニティグッズあって使ってみたいって思ったらシャンプーするし、美容室でもカットとセットになってたら普通にシャンプーしてもらうし、「明日は特別綺麗にしたい」前日は、シャンプーしたりトリートメントしたりするし(コーティングされるので髪のツヤやまとまりが違います)といった感じで、自分の都合に合わせていますよ。
最近は、シャンプーのし過ぎが頭皮トラブルや薄毛細毛の原因になるって言われていますよね。シャンプーの回数減らすのに、塩洗髪をオススメしてらっしゃる専門家の先生もいらっしゃいます→塩洗髪だと頭皮に善玉菌が増えてペタンコ髪も復活!臭いも消える理由は?
私は、自分が取り入れたいことだけ、取り入れようと思っていますよ。納得いかないままやっても、効果が期待できませんからね。
帽子は、顔のシミを作らないためにも、すでに必須アイテムになってます。車の中でも日があたるときは、帽子かぶってます(笑)
あとは、頭皮のもみ洗いについて。頭皮から血が出そうなほどこすりまくるという坂上忍さんが「そんなもみ洗いなんかで、毛穴の汚れとれるんですかね?」って言っていたけど、私は半信半疑ながらも気になるので、さっそく実行中です。
【追記】2019年の5月の今でも、毎日お湯シャンに週に2度ほどの固形石鹸シャンプーを続けています。というのも、これが私の髪や頭皮の状態が良いからです。
そしてなんと「頭皮のもみ洗い」ですが、これも続けています。
なぜなら、指の腹で頭皮を洗おうと思ってもついつい爪を立ててしまうのです。でも「頭皮をもみ洗い」するやり方だと爪を立てることなく洗え、マッサージにもなっていい感じなのです。自分でも意外ですが、気に入っています。