読んだ本の感想

キレイはむしろ増えていく。大人の女よ!もっと攻めなさい/斎藤薫著書を読んでの感想

斎藤薫さんの著書「キレイはむしろ増えていく。大人の女よ!もっと攻めなさい」を読みました。

日々老化を感じている50代の私にとって、なんと心に響く本のタイトルなのでしょう。最近では立ち読みで終わることの多い私。書店ですぐさま手に取ってパラパラめくり、買っちゃいました。

スキンケアや化粧法といったテクニック本より、最近はこういった内面からの美容本が好きです。

私みたいに、加齢が嫌でどんよりしている人にはぜひおススメしたいこの本。いつものように読んでみて印象に残った箇所をピックアップし、感想を書いていきたいと思います。

目次

大人女性にはピンクが似合う?

大人色といわれる色を大人が塗ったら、もっと老けるだけ。
P8

「大人の女よ!もっと攻めなさい」の中で、斉藤薫さんはピンクのメイクをおススメしていますよ。たしかに40代あたりからは、おしゃれといわれるくすんだ色を使うと、それだけで顔がくすみ、疲れて見えますものね。

お洋服でも高齢になるほどに、綺麗な色を顔の近くに持ってきたほうが華やいで見えるともよくいわれています。

私はコーラル系のチークを長年ずっと使っていたんです。なぜなら、佐伯チズさんが本の中で、大人女性におすすめしていたのを読んでいたから。それがたまたま最近、新しくピンクのチークを試しに購入したばかり。これを読んで、もしかして正解?!と嬉しくなってしまいました。

さらになんと、グレイヘアにも斎藤薫さんはピンクのメイクをお勧めしているのです。私はグレーヘアには真っ赤な口紅が似合うとばかり思っていたので、かなり意外でしたよ。

こういったことを知ってるか知らないかで、センスの良さも違ってくるのでしょうね。

白髪のグレイヘアが美しい人はいるけれど・・

グレーヘアなのに、ハッとするほど若々しいこと、
p16

白髪染をしない自然体のグレイヘアには私も大きく憧れています。でもそれは、結城アンナさんのように肌や髪の手入れが行き届いた美しい女性を見たときであって、残念なグレイヘアの女性を見ると、やっぱり難しいなと思ってしまうのです。

つまりグレイヘアにするには、メイクや洋服に手を抜かず気合を入れる必要があるというわけですね。

手抜きをすれば一気に老けて見えます。なので、やっぱりなかなかグレイヘアにする勇気はありません。まだ白髪はクイーンズヘナでヘナ染めです。とはいえ、いつの日にかグレイヘアにできるように情報収集中です⇒グレイヘアに移行する方法は?白髪を美しいシルバーに見せる3つのポイント

 

鏡にはリフトアップ効果がある

鏡にはとても不思議なリフトアップ効果が備わっているからなのだ。
p26

あなたは毎日鏡を見ていますか?
若々しくてキレイな肌や顔なら見るのも楽しいけど、年をとるにつれて、私は鏡を見るのがすごーく嫌になってきていました。

でもそんなことなんて言ってられませんよ。何しろ鏡を見ることは、顔を若々しく保つ秘訣なのですからね。

無意識のときの顔って怖いですよね。ふと鏡を見ると、目は半分しか開いてないし、口はへの字。これではいっそう老けて見えるばかり。

そう気づいてからは、鏡を見て意識して口角上げ目をパッチリ開けてにっこり。すると、少しずつましになってきた気がします。これはぜひ続けなくては!と改めて思うのでした。

大人女性の髪は肌よりも年齢を映し出す

人は年を重ねるほど髪の印象がどんどん大きくなっていき、肌以上に髪。
P31

50代60代になると、ロングヘアーの美しさを保つのはなかなか難しいですよね。というわけで、だんだんとショートヘアになりつつある私です。

ショートヘアにした利点はふたつ。

  1. シャンプーやヘナ染めが簡単なのが良いこと。
  2. ショートヘアになると頻繁に美容室に行きたくなること。

頻繁に美容室に行くとなぜ良いかというと、専門家の手を借りるので気分も上がるし、少なくとも、ボサボサヘアーにはならないからいいと思うんですよね。

同じ年頃の女性を見ていてもすぐ髪に目がいきます。髪に艶があったり、髪型が素敵だったりすると、素敵な女性だな~と惚れ惚れしてしまいますからね。

もうちょっとだけ美人だったら、モデルのはなさんみたいに、前髪ぱっつんの短いヘアーに挑戦したいところです。

ずっと美しい人の秘密

大人女性こそアイメイクするべきな理由

アイメイクはリフトアップである
P44

目も口も肌の毛穴もたるんでくる老化に、私たち女性が対抗するには、上向きに見せるアイメイクが大切。

その理由は、アイメイクをしっかりすることで、顔立ちが引き締まって見えるから。

といってもアイライナーやつけまつげがとっても苦手な私。せめてマスカラだけでもと思い、ここ最近は毎日、まつげ美容液とマスカラだけは忘れずに付けていますよ。

60年代のオードリーヘプバーンのような美しい女優たちのように、と「大人の女よ!もっと攻めなさい」ではありますが、比べ物になんてならないと思いきや、読むとなるほどと納得してしまいます。

私たちの年齢だと、眉も太い眉の方が若々しく見えるのだとか。確かに昔流行った細い眉の女性も知り合いにいますが、なんだか寂しげに見えますね。

大人女性でもトレンドを追っかけてもいい

トレンドには、むしろ振り回されよう、歳をとらないために
P68

大人女性になったらトレンドは関係ないのかと思っていました。トレンドを追っかけるなんてかっこ悪いのかなって密かに思ってました。

トレンドに振り回されないのが素敵な大人女性だと思っていたので、トレンドを気にする私はおばかさんだと。

ですが「大人の女よ!もっと攻めなさい」にはトレンドに振り回された方が女性は若くいられるのではないかと書かれています。

しかも、トレンドを着続けるために太らない努力するという理由も、かなり納得できる話です。

そういえばトレンドなんて関係ないと言っている女性より、流行の服を着こなしてる女性の方が若々しく見えます。きっとこっそりと、トレンドな服を着れるよういろいろと努力しているのでしょうね。

毎日をよそ行き気分で過ごすだけで若返る

毎日が、お出かけ、毎日がよそゆき、その心意気
p71

年齢を重ねると、気を抜いたファッションやお化粧の日は、顔がくすんで見えてしまいます。

だからこそ、毎日お出かけ気分でいることが大切なんだと書かれていますよ。
本当にその通りですね。おしゃれをして出かけることが、若さの秘訣につながると強く思います。
家にいると、私はつい一日中パジャマですし、近所だとジャージですっぴん手抜きです。

お気に入りの洋服なんて着て出かけた日には、自然と笑顔になりますしね。

さらに出かけることが、更年期症状を和らげるという話もよく耳にしませんか。女性であることを磨くってやっぱり大切ですね。

大人女性にNGなナチュラルメイクとは?

ナチュラルメイクもいろいろで、単にうっすらと化粧品がくっついているだけのナチュラルメイクじゃ意味がない
P75

「大人の女よ!もっと攻めなさい」では、ナチュラルメイクに見えるけど、実は隠し技がたくさん使ってある、こってりメイクを大人女性は目指すべきとあります。

これには耳が痛い私です。というのもメイクはとっても苦手だから。

あのオードリーヘップバーンも実はメイクが濃かったというから、これにはびっくり。彼女はナチュラルなイメージしかないので。
オードリーヘップバーンの太い眉やつけまつげ、太いアイライン。そうやって指摘されるとなるほど、濃いメイクなのです。

それで「大人の女よ!もっと攻めなさい」では、しっかりメイクをナチュラルメイクに見せる技の方法やポイントがいくつか書かれています。
ですが文字だけだと、メイクが苦手な私にはよくわからない。いつか機会があったら、きちんとそういったメイクを学んでみたいなと感じました。

おしゃれ迷子にはやっぱり断捨離は必須

オシャレのキャリアもたっぷりと積んだら積んだで、自分が何を着ていいのか時々わからなくなる。そういうときは、思い切って断捨離してほしい。
P81

若い頃からおしゃれな方は50代あたりでこういった気持ちになる人が多いようですね。おそらく加齢による顔や体型の変化で、洋服が似合わなくなるといったことなのでしょうね。

ですが、もともとおしゃれな人であれば、服を断捨離して、気に入ったものだけを手元に残しておくことで、また新しい道が開けてくるってわけです。

一方、もともと若い頃からおしゃれに疎く、何を着ていいのかわからなかった私みたいな人だと、どの服を捨てていいやらそれさえも分かりません。別サイトになりますが、洋服を断捨離するコツが書いてあるので、参考にしてみてください。
クローゼットを簡単に整理できる方法!トレンドな服だけを残すコツ

体重計にのらなくても太らない方法

2キロ太って、2キロ痩せるちまちまダイエットのすすめ
P86

このダイエットの方法には激しく共感。なぜなら私もこんな感じでやってるからです。そうでないと、一気に体重を戻すなんてとても無理。
というか、たぶん私の場合は子供の頃太っていてすごく嫌だったので、太るのが怖いからかもしれませんが。

洋服がきつくなったら体を動かすように工夫したりご飯を減らしたりする。そんなふうに私も体重計にはほとんど乗らないけど、太らないように意識しています。

閉経後の老化って実は気にする必要はない?

閉経してからにわかに肌が安定して、むしろ昔よりキレイになったという声を本当によく聞くのだ。
P112

更年期になると老けるものと思い込んで憂鬱に思っていた私には朗報。

閉経後は女性ホルモンの分泌は減っても安定するため、肌トラブルも少なくなり、美しくなるといった説。そう言われるとそんな気がしてくるから単純なのですが、女性ってそんなものですよね。そう思うだけでなんだか、光が見えてきませんか?

上質なストッキングなんて履いたことないけど・・

見るからに上質のストッキングを履くこと。それが女をみすぼらしくしない陰の決め手だ。
P119

いかにも安価なストッキングは一目でわかりますよね。生活感が感じられてなんとなく女の私でも淋しくなってしまいます。

とはいっても、元々ストッキングの肌触りや締め付け感が苦手で全く履かない私。なのに、高価なストッキングはそんなに違うものかと興味を持ちました。

もし、今度ストッキングを履かなくてはいけないことがあったら、もったいないからと安いストッキングを買わずに、がんばって高価なストッキングを買おういと心に決めたのでした。

まとめ

最後ではありますが「大人の女よ!もっと攻めなさい」の一番最初にある「はじめに」のところ。ここだけでも書店で読んでみてください。
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もしかすると、女性の一生で一番差がつくのが55歳くらいなのかもしれない

これを読んでいる私はただいま53歳。そっか、うん、がんばるぞと思ってしまうからなんだかおもしろいです。あなたはどうでしょうね。

さらに、

もっと自分に自信を持って人生前向きに顔を上げて生きていこう。シワもシミもあるけれど、ここが大切な分かれ目とあります。

だよねだよねなんて、素直に心の中で呟いてしまった私です。

人間なら誰しも年をとるという同じ条件。その中でどう自分と向き合っていくか、どう自分を大切にしてくかが年齢を重ねるほどに大事になってくるのかもしれませんね。

シミやシワが増えるのは怖いけれど、シミやシワはやっぱり嫌いだけど、考え方や生き方しだいで、もしかしてもっと楽しく過ごせるのかも。

せっかく生きていくのだから、変化していく体をなげくより、これからの人生を楽しんでもいいんじゃない?なんて、思った本でした。