健康美活

更年期の悩みに多い女性ホルモン低下による辛い症状や尿漏れの改善方法(あさイチ)

私ただ今52歳なのですが、更年期障害なのか何なのかよくわからない体や心の不調があります。

40代50代には、そういう人って多いのではないでしょうか。そんな悩みに応えるように、あさイチでは女性ホルモンについて、視聴者からの多かった悩みを取り上げていましたよ。

あさイチで取り上げられた、女性ホルモンが減る更年期世代の疑問や悩みは、次の三つ。
・大豆イソフラボンの効果
・尿漏れではないかという下着の臭いについての悩み
・更年期障害の治療法について

目次

大豆イソフラボンは効果のある人と効果のない人がいる

女性ホルモンとよく似た働きをする大豆イソフラボン。
私も積極的にきなこを食べたりお豆腐を食べたりしています。でもこの大豆イソフラボンは、3人に1人しか効果がないことが分かったのだそう。

自分に効果があるのかないのかは、4000円の尿を送って調べてもらう検査キットで分かります。
有働アナウンサーはこの検査をしたところ、大豆イソフラボンで効果がある人だったとのこと。うらやましいですね。

私も自分が大豆イソフラボンで効果があるかどうか知りたいけど、4000円って高いですよね?きっとやらないな~。

※ここでいう効果は、女性ホルモンに似た働きのこと。栄養効果はありますよ。

 

エクオールが女性ホルモンに似た働きをする

大豆イソフラボンがそのまま女性ホルモンのような働きをするのではありません。

大豆イソフラボン→小腸でダイゼインに分解される→大腸でダイゼインがエクオールに変化する

つまり、エクオールが女性ホルモンに似た働きをするのですね。
ただし、大腸でダイゼインがエクオールになるのは、腸内細菌が活発に働いてる人だけ。それが3人に1人というわけです。

エクオールが作れる人は、閉経後の体脂肪や内臓脂肪が増えるのを抑えることなど、生活習慣病のリスクが減ります。

エクオールを補う一つの手段としては、サプリメントが出ていますよ。
数多くあるけどこれがオススメ⇒【エクオール+ラクトビオン酸】 ←なぜなら、あさイチで紹介されいていたエクオール研究の専門医である吉形玲美医師が共同開発しているからなんですよ。

 

 

下着の臭いは尿漏れではなく排尿後の拭き残しが原因?

更年期に下着の臭いが気になるという人は、尿漏れしてるのでは無いかと、心配してる人が多いのです。

ですが尿漏れではなく、おしっこをしたときの尿の拭き残しが原因の場合がほとんどです。
つまり、排尿後の拭き方を変えることで、下着の臭いは解決できるのですね。

私もですが、「ペーパーで前から後ろに向けて拭くように」と女子は小さい頃から教わっていますよね。実は、それが間違い。

 

おしっこのあとの拭き方

おしっこの後の正しい拭き方は、トイレットペーパーを優しく押し当て、尿を吸い取るのを待つ。時間にすると5秒から10秒間じっと待ちます。

トイレットペーパーの使い方

上の画像のように、幾重かに折りたたんだトイレットペーパーを当てるんですね。(ダッフィーちゃんモデルで^^;)
あさイチでは、このくらいにトイレットペーパーを折りたたんで説明されたのですが、実際に使ってみると、トイレットペーパーの使わない部分が多く出てきて、もったいない気がしました。それで、さらに小さく折りたたんだり、細く折りたたんでみたりして、厚めにしたほうが良い感じ。つまり、いろいろやってみて、自分が使い勝っての良い大きさで使うといいですよ。

なぜ更年期になると尿の拭き残しで悪臭となるの?

女性ホルモンの分泌が減ると粘膜の表面が薄くなります。
そのために、尿の拭き残しがあるとアンモニアが粘膜に入りやすくなり、炎症を起こして、悪臭が起きるのです。

悪化すると痛くなったりしゃく熱感が出てきます。

 

トイレットペーパーの選び方と使い方

排尿後にトイレットペーパーを使ってこすると、トイレットペッパーのクズが膣や尿道に入ってしまうことがあります。これは頻尿や尿意切迫感の原因なるのでは?と、専門医の間でいわれていますよ。

ここで大切なのが、トイレットペーパー。温水洗浄式トイレ用がお勧めです。水分をしっかり吸収するため、クズが出にくいからですね。

【温水洗浄式トイレ用トイレットペーパー】

「温水洗浄式トイレ用」ってなんだろう?と、私が使っている2種類のトイレットペーパーを見てみましたよ。(温水洗浄式=ウォシュレットトイレ用ですね。)

ひとつは、ネピアの「nepinepi mate」でシングル。こちらが入っているビニール袋にはとくに温水洗浄トイレ用といった表記はなかったのですね。

ウォシュレット用トイレットペーパーのメリット

ところが、ネピアのプレミアムソフト「ふわっと香る癒しのアロマ」は、こんな表記を見つけましたよ。「安心の吸収力 温水洗浄後のふき取りにも最適!」

これ、ローズゼラニウムの香り気に入って使っています。nepinepi mateに比べ、ペーパーが確かにふわっと柔らかいです。お値段も100円ぐらい高いです^^;

 

洋式トイレでの正しい座り方

洋式トイレでの座り方ですが、足を閉じたままはNGとのこと。足を閉じたまま排尿すると、尿が逆噴射して膣の中に入ることもあるからです。

洋式トイレでの正しい座り方は、股を開いて前傾姿勢になること。有働さんもやってたので、真似してみました^^;

また、トイレの温水洗浄機能ですが、排尿後はすぐに使わず、まずはトイレットペーパーで、きれいに拭いてから使いましょう。

 

外陰部の正しい洗い方

さらに外陰部の洗い方は、石鹸やボディーソープを使わずにシャワーだけ。または専用の酸性のソープを使います。

石鹸やボディーソープを使って洗うと、酸性で守られている外陰部がアルカリ性となって菌が増殖し、おりものが増えたり臭いが出たりします。
また、閉経後になると、潤いが弱ってくるので、石鹸などの刺激でヒリヒリするなどの症状が出やすくなります。

石鹸で外陰部を洗わないほうがいいとは本で読んだことあります。でもその理由がはっきりしなかったので納得がいかず、いつも石鹸で洗っていました。知らないって怖いですね~^^;

 

 

更年期症状は適切に治療してくれる婦人科に早く行く

女性ホルモンの分泌の低下が関わっている更年期障害。具体的には50もの症状があるのだそうです。

更年期かなと思える辛い症状があれば、我慢せずに、近くの婦人科に早めに行くのがお勧めです。

ですが、婦人科によっては軽くあしらわれるところもあるのだそう。そういったときや、どの婦人科に行ってよいか分からないとき、NPO法人「女性の健康とメノポーズ協会」では、近くにある適切な婦人科を紹介してくれますよ。

「女性の健康とメノポーズ協会」
TEL 03-3351-8001(火曜と木曜 10時30分から16時30分のみ受付)

 

更年期障害の治療法

不調な症状が更年期障害かどうかは、血液検査によって判断されます。FSHという卵胞刺激ホルモンの低下を重視して判断するのだそうです。

更年期症状の治療法としては、ホルモン補充療法と漢方薬があります。

 

ホルモン補充療法

昔はホルモン補充療法と使うと、乳がんになるリスクが高まると言われていましたが、現在の医学では、それは否定されています。ただし、乳がん検診は必須です。

ホルモン補充療法(HRT)には飲み薬、貼り薬、塗り薬と3種類があります。
副作用は
・胸が張る
・不正出血
・飲み薬は胃に負担がかかる、など

ひと月に約3000円の薬代(保険適用後の金額)

更年期障害となる年齢は人それぞれ。閉経が40代で起こる人もいれば60歳近くまで生理がある人もいるからですね。

 

女性ホルモン剤に関する疑問と医師の答え

Q:ホルモン剤を使い始めると、やめた場合に障害が出る?
A:ホルモン剤はやめたければいつでもやめてもいいし、一生使い続けても問題ない。適量使うことで、いろんな病気の予防やお肌の調子を整えるといった多くのメリットがある。
ホルモン剤を使わなくなったからといって、更年期症状が急激にひどくなるといったことはない。更年期症状は時期があるのでその時期をすぎれば薬は必要なくなるはず。

 

Q:低用量ピルとホルモン補充療法の薬の違いは?
A:低用量ピルとホルモン補充療法の薬とは、基本的には同じで濃度の違い。低用量ピルは若い人が使うため、ホルモン補充療法の薬よりも濃度が高い。

 

ホルモン補充療法の効果の出方には個人差がある

あさイチでは、更年期症状のひどい女性が、貼るタイプのホルモン補充療法を始めました。

その結果、使い始めた2日後から頭痛がしなくなるなど、徐々に改善されていましたよ。といっても、効果には個人差があるようです。

のぼせやホットフラッシュに関しては、1、2週間で改善される方がほとんどだそうです。疲れや不眠などに関しては、ひと月ほどかかるとのこと。

 

ホルモン補充療法が使えない人もいる

乳がんの方はホルモン補充療法は使えません。
また、血栓が少々できやすいという副作用があるために、持病のためにホルモン補充療法が使えない人もいます。
(血栓が出来やすいといっても、喫煙よりもリスクは低いとのこと。)

そのときは、漢方薬を使うという手段があります。

 

更年期障害に漢方薬

漢方薬はホルモン補充療法との併用もできます。
漢方薬がおすすの人は、
・とくに冷えの強い人(漢方薬は冷えの改善には有効なため)
・イライラする人
・やる気が出ないといった人

漢方薬で効果が出る目安はひと月とのこと。

漢方薬だと副作用がまったくないと勘違いされがちですが、副作用のまったくない薬はありませんよ、というお話でした。

 

更年期障害に関する疑問質問と医師の答え

Q:更年期障害は遺伝が関係するのか?
更年期症状に遺伝は関係ない。その人がどういった生活をしてるかが最も大きなキーポイント。

Q:女性ホルモンを増やすと抜け毛も減って髪が増えてくるのか?
A:髪は女性ホルモンの影響があります。ですが、抜け毛は紫外線対策が大事。UVスプレーを使ったり、帽子や日傘で日差しを避けないと、とくに秋は抜け毛が多くなるので注意。

(ホルモン補充療法をしたら、髪の毛がわんさか生えてきたといった事例が聞けるかと期待していたのですが、そうではなかったです^^;きっと質問された方も薄毛で悩んでいるのかな?と。私も育毛マッサージがんばってるので共感。)

Q:更年期でもピチピチキラキラしてる女性もいるけど、どうして?
A:それは日ごろのお手入れのたまものでしょう。あとは、やっぱり趣味をもってストレスをためないとか運動をする、食生活、といった生活環境でしょう。
(これは有働さんの質問。ストレートで好きです。先生も笑いながら答えてらっしゃいましたよ。綺麗で生き生きいしている人に、特別な秘策があるというわけではないのですね^^; しわやたるみといった肌年齢の悩みには間違いやすいスキンケア方法も参考にしてくださいね)

 

更年期障害の症状を緩和するためにできること

女性ホルモンの血液検査では数値が悪いのに、更年期症状が全く出ていない人もいます。
いっぽうでは、数値が良いのに、更年期症状の激しい人もいます。

つまり、血液検査は判断の目安であり、必ずしも当てはまるとは限りません

その人それぞれの生活環境によるストレスや食事内容、運動量といったことがとても大きく関わっています。女性ホルモンはとくにストレスに弱く、大きく下がることもあるのだそうです。更年期は自分を最も大切にすべき。

運動のやり方ですが、わざわざジムに行くといったことではなく、毎日ウォーキングをしたりストレッチをするといった継続が大事ですよ。

 

あさイチの更年期に多い悩みとその解決法を見ての感想

おしっこのあとの拭き方にお風呂での洗い方。今回、これ知って良かったです!女のお子さんがいる人もきっと、すぐにお話されたことでしょうね。こういった情報こそ、多くの人が知れる機会をもっと増やしてほしいものですね。

そして、あさイチで、更年期障害がひどいとお悩みの女性。月に2度生理があったり、ひと月の間ずっと生理による不調が続くと言われていました。

これって私と似たような症状なんですよね。私の場合は子宮筋腫があるので過多月経になっている。とのことで、ホルモン治療はされていません。
(1日目の夜で400サイズのナプキン2枚でも足りないくらいです・・泣)
とはいえ、貧血なので鉄剤は手放せません。
過多月経による貧血への対応中~鉄分不足だと感じた症状は立ちくらみではなく・・

でも、生理の前や最中、ときには生理後までイライラしたり鬱っぽくなったり肩がこったり、頭痛がしたりといった症状が続きます。

その月によって、症状の重さは変わるのですが。
最近では、葛根湯を飲むと症状が出ても緩和されることを発見したので助けられています。(葛根湯は病院で処方してもらっているので、保険適用内です)
葛根湯で月経前症候群の肩こりだけじゃなく、体がだるい症状や頭痛、胃の痛みも治ったのはなぜ?

たまたま葛根湯が私に合った漢方薬だったのですね。そうでなければ今頃は婦人科で相談して、ホルモン補充療法をすでに受けていたかもしれません。

鬱っぽくなったりイライラしたりするのは葛根湯では緩和されませんが、生理のせいだな~と思えるようになったので、深く考えず、やり過ごすようにしています。生理が終わると、本当に嘘のようにイライラやうつっぽい症状がなくなるので笑えるくらいです。

私は今52歳なので、もうそろそろ閉経かなと、婦人科の先生とも話しているところ。でも、60歳近くまである人もいるのですね。それを聞くと、ちょっと気が重くなります。まあ、閉経したらしたでいろいろあるので、どれがいいとは判断できませんよね。

ただ今回、更年期障害の出ない人もいると知って、びっくり。それと同時に、ストレスを減らしたり体を動かすことを習慣づけるのが、いかに大切かをあさイチを見て、強く思いました。

更年期の40代から50代女性は、子供の自活や年老いた親の心配が多くなる時期。

生活環境も変わったりで、ストレスが増えがちなのに、ついつい自分を後回しにしがちですよね。

でもこの時期はできるだけ、自分優先で、毎日を楽しく過ごすようにしましょうね。それが結局は周りにも良い影響を与えると思うのです。

以前アサイチで放送された、柴門ふみさんに杉本彩さん、池上季実子さん、そして有働由美子さんの4人の更年期を乗り越えた経験談も参考になりますよ。

 

まとめ

大豆イソフラボン効果(女性ホルモンと似た働き)があるのは3人に1人だけ
・大豆イソフラボンがエクオールに変化して女性ホルモンに似た働きとなる
・腸内細菌が活発な人だけエクオールが作れる
・エクオールを補うにはサプリメントがある

下着の嫌な臭いは尿漏れが原因でなく吹き残しの場合が多い
・おしっこのあとの拭き残しが下着の臭いの原因になる
・トイレットペーパーを幾重にも折りたたんで、外陰部にやさしく押し当て、5秒~10秒そのまま、尿が吸収されるのを待つ
・トイレットペーパーは温水洗浄式(ウォシュレット用)トイレ用がオススメ
・様式トイレでの座り方は、足を広げて前かがみな姿勢が正しい
・外陰部は石鹸やボディソープは使わず、シャワーあるいは専門の酸性ソープを使う(おりものが増えたり、臭いの原因となる)

辛い更年期障害かなと思ったら我慢せずに婦人科へいく
・NPO法人「女性の健康とメノポーズ協会」では、更年期障害治療に適したもよりの婦人科を紹介してくれる
・更年期障害には、ホルモン補充療法と漢方薬がある
・ホルモン補充療法の副作用は、胸が張る・不正出血・飲み薬だと胃に負担がかかるなど
・ホルモン補充療法はひと月3000円の薬代が目安
・乳がんの人や持病でホルモン補充療法が使えない人もいる
・更年期障害に漢方薬がオススメな人は冷えの強い人、イライラする人、やる気が出ない人

更年期症状を緩和させるには?
・女性ホルモンの数値を見る血液検査はひとつ目安である
・生活環境が更年期の症状に大きくかかわる。とくにストレスは女性ホルモンの分泌を大きく下げることがある
・毎日、ウォーキングやストレッチなどの無理のない運動を継続して行う