老けない人の知恵袋

好きなものがないのは分からないだけ!分かる人になる5つの方法

好きなものがない」という人が増えているように思います。私もそのうちの一人でした。というのも今では嬉しいことに、自分には好きなものがあると分かってきたから過去の話なのですね。

今だからこそ言えるのが、私はてっきり「好きなものがない」と悩んでいたのですが、実は「好きなものが分からない」状態だったのだということ。

 

自分の好きなものを見つけたくて、自分探しみたいなことを何年もやってました。本に書いてあったり、人の話を聞いて良さそうなことをいろいろ試してみたり。そのなかでも、効果があったとオススメしたいことを、この記事ではお話しますね。

目次

好きなものがないと思ってしまう理由

自分には「好きなものがない」と思ってしまう理由には大きく3つある気がします。少なくとも私はそうでした。

  1. 自分をなおざりにしてきた
  2. 「好きなもの」ではなく「嫌いなものばかりに目を向けてきた」
  3. 自分が嫌い、自分に自信がない

 

周りに合わせてきた長年の習慣

30代までは主婦業や仕事、子育てで自分の好きなものは何か?なんて考える暇さえもありませんでした。

40代になってから、子育てがひと段落して自分の好きなことをしようと思ったとき、自分は何が好きなのか?と考えてもまったく浮かんでこなかったのです。

その理由を今考えてみると、いろいろと思い浮かぶことがありますよ。

  • 子供のころから母の意見や学校の先生から言われることにあわせてきた
  • 家族ができたら、主人や子供優先の生活となった
  • 職場でも周りに合わせるのが当たり前と思ってやってきた
  • 新婚当初から、舅姑、小姑にお伺いをたててきた

要するに、主体性がないのです。周りの意見を聞いて合わせるばかりで自分の気持ちや考えはなおざりにしてきたのですね。と同時に、自分に自信がないから間違っていると大変と、自分の気持ちや感情は押さえつけてきたように思います。

ある意味、責任逃れ。そして、人に気に入られたいから。それが私には楽だったのでしょうね。

それを何十年と繰り返してくれば、自分の好きなものが分からなくなって、「私には好きなものがない」と思ってしまうのは当たり前ですよね。

嫌いなものばかりを探す習慣

私は不満をいうのが趣味みたいなものでした。今でもあまり変わらないかもですが・・。

義父からは「嫌い嫌いばっかり言って!」とひどく叱られたことがあります(涙)

そのころは、何を言われているのか分からなかったのですが、今思うと、人も第一印象で好き嫌いを決めるたちでして、そういう思いが態度に出ていたのでしょうね。

不満や嫌いなものを見つける習慣ばかりが見についていて、自分でも気づかないうちに、好きなものを見つけることが苦手になっていきました。

「好きなものがない」は「自分が嫌い」や「自分に自信がない」にも通じている

「私には好きなものがない」と思っていたころは、自分が嫌いだったり自分に自信がなかったように思います。

だから、本当は自分の好きなことがぼんやり心の中に湧いてきているのに、私にはそれをやる資格がないとか、無理とかいう思いが強くて好きなものや好きなことを否定し、なかったことにしてしまうのです。

こういった状態であればなおさらに、自分の好きなものが分からなくなりますよね。

 

「好きなものがない」から抜け出す5つの方法

なぜ自分には「好きなものがない」のかがぼんやりでも分かったら、それはそれでほっといて、あれこれ分析する必要はありません。

反省なんてしてたらドツボにはまりますし。

年齢関係なく、いくつからでもきっと好きなものは見つけられますよ。私がやってきてオススメしたい5つの方法をご紹介しますね。

占ってもらう

女性なら、1度や2度は占ってもらった経験あるのではないでしょうか。女性って占いの好きな人多いですよね。

占ってもらうのって、楽しいです。ちょっとだけでも当たっていると、ほかが当たってなくても得した気分になります。

自分のことが分からないときこそ、占いで過去のことが当たっていると、どうしてだか嬉しくなりますよね。おそらく、私の過去はこれで良かったんだ、そういった運命だったんだ、と肯定できるからではないかと。

そして占いの中には「自分が好きなもの」のヒントもあって「やっぱり!」と思うのものです。「やっぱり」と思うってことは、自分ですでに分かっているということ・・。

占ってもらうのは自分を振り返る機会になります。それだけでも占ってもらう価値があると思っています。

ただし、失敗したなと思ったのは、中でも高価な占いを受けてしまったこと。お値段が高ければいいというものではないな、と今では分かります。でも、そのときは自分のことが分からなくて、すがりたい思いだったのでしょう。

結局は、好きなことでもなんでも最終的に決めるのは自分です。占いは参考にする程度のもので頼り過ぎには注意が必要ですね

 

ピンときたら何でもやってみる

今までやったことがないこと、やってみたいなとふと思ったこと、小さいことから大きなことまで何でもいいので、やってみること。

できないと思ってほぼ諦めていたことをやってみると、自分に自信がつきます。「私でもやれるんだ!」と思うのです。

私の場合ですが、ド田舎にいるので電車を使うことはなく、いつもマイカー。しかも方向音痴なので、ひとりで東京や大阪に行ったことがなかったのです。

でも、ひとりで旅行してみたかったので「えい!」と行ってみたら、大丈夫でした。初めてのときは冷や汗のドキドキものでしたが、嬉しかったです。

ひとり旅だと、合わせる人真似する人がいません。なんでも決めるのは自分。行きたいところも、乗り換えする電車や歩く道順も。食べるお料理も全部自分で決めるので、自分が好きなものを知るチャンスがいっぱいです。

たまにひとり旅すると、いつも嫌いだと思ってしまう旦那さんが嫌いじゃないんだと思えることも利点です。今ではプチひとり旅が病みつきです。

ずっと前からジムにも通ってみたかったのですが、車で2時間かけて行かないとありません。でも、それも「えい!」とやってみました。ジムは実家のすぐそばだったので、週末は実家泊まり。

ジム会員費が高いので、もったいなくて毎週のように行ってたら、実家の両親に「旦那さんがかわいそう・・」とか「あんたはいいね、気楽で」とかネチネチ言われましたよ。それでも楽しかったです。1年ほど続けましたが、ほかにやりたいことができたのでやめました。

ネットショップもやってみました。自分でお店をやってみたくて。でも、実店舗は大変そうなので、ネットショップです。楽しかったけど、難しさや大変さが身に染みてやめてしまいましたけど。

 

ほかにもいろいろあります。ピンときてやってみて、「なんか違う」とすぐやめてしまったことやしばらく続けてやめたもの、そして今でも続いていること。

いずれにしても、やってみて良かったです。

自分の好きなものって、やってみないと分からないんですよね。でも、簡単なことならすぐできるけど、お金のいるものとかだと躊躇してしまいますよね。

そんなときは、損することを恐れずにやることにしています。もちろん、予算の可能な限りですけどね。

 

好きなものスクラップを作る

よく、大きな紙に好きなものの絵や写真、雑誌の切り抜きを貼ると自分の好きなものが見えてくる、とか自分の気持ち、願いなんかが分かるっていいますよね。

そこで、私はもっとも多くの時間を費やすパソコンデスクの向こう側に好きなものの切り抜きを貼り集めてみました。

自分を好きになる方法

こんな感じです。花が好き。カフェが好き。シンプルインテリアが好き。雅姫さんが好き。パリやウィーンに行きたい。最近好きになったモデルのはなさん。くまモンも好き。

「好きなものがない」から好きなものに気づき、分かるようになるトレーニング


最初は、何を切り抜いて貼っていいのかさえ分からなかったのです。特別好きなアーティストもいないし。だから、切り抜くものを選ぶときに、すごく時間がかかっていましたよ。

最初に貼った切り抜きは、本当に好きなものではなく、とりあえず絵になるような写真を貼ってたような気がします。だから、見ても幸せ気分になんてならず、見てても面白く無い。

しばらく経って張り替え。またしばらく経って張り替えを繰り返すうちに、やっと好きなものを貼れるようになった感じでしょうか。


それだけ自分に目を向けていなかったから、分からなくなっていたってことなのですね。


これは、一種の楽しいトレーニングです。何を切り抜いていいか分からないうちは面倒で面白くなかったけど、だんだん切り抜きたいものが分かってくるので楽しくなってきますよ。しかも切り抜きが増えてきます。

こうなると、「好きなものがない」状態からは脱出です。

あと、最初は切り抜く雑誌がもったいないと躊躇していたけれど、楽しくなってきたら、全然もったいないと思わなくなりました。雑誌よりも私の楽しみが大切なのですから。

 

好きな切り抜きを何年も壁に貼り続けた結果

好きなことを知る方法

これは、この記事を書いてから4年後の写真ですが、かなり貼っている数が多くなっているし、貼っている内容も違っていますね。

それだけ自分が好きなものが多くなってきたわけで、分かるようになってきたってことで嬉しいことであります。

壁の中央にある小さな鏡は、パソコンをしている自分の「怖い真顔」を時々チェックして下がった口角を上げるためです(笑)

 

綺麗に撮れている自分の写真を飾る

これ、何かの本に書いてあったんですよね。やってみたいな~とは思ってても、自分の写真を飾るなんて家族から引かれそうで、ながーいことやれなかったのです。飾ってあったのは主人や子供の写真ばかり。


でも、思い切って私が気に入っている自分の写真を飾ってみると、家族はなんにも言わない(心のなかでは引いてるかもだけど・・汗)。

壁に貼った好きなものスクラップの中にも、自分が綺麗に撮れている写真を選んで貼ります。綺麗な雅姫さんやステキなはなさんと並べて!それなりに差はすごいですが、それでもなんだか仲間に入ったような感覚?嬉しくなるのです。

 

プロのカメラマンに自分を撮ってもらう

やっぱり絶対に違うんです。素人のダンナや友人が撮ってくれた写真とは。最近のスマホやデジカメは進化していてそれなりに綺麗にとれている写真も中にはあります(ちなみに、自分が綺麗に撮れていない写真は即抹消!・・笑)。

プロのカメラマンに撮ってもらったのって、結婚式以来だから、20年以上昔の話しです。

40代過ぎてからは写真に映るのも嫌でしたから、プロのカメラマンに撮ってもらおうなんて考えもしなかったこと。

それが、自分が綺麗に撮れてる(と自己満してる)写真を飾り始め、今度はたまたまプロのカメラマンに撮ってもらう機会があったのです。

本当にたまたまだったので、スナップ写真っぽいけど、それがまた良くて。ちょっと笑顔がひきつってるけど。。

棒立ちの私に、自然な足の組み方や手の置き方もアドバイス。もちろん笑顔も要求されます。照れるけど楽しいですよ。

でき上がった写真では、まあそれなりにアラフィフ年齢はでておりますが、それでも実物より綺麗に撮れていると分かってても、嬉しいものです。

顔やスタイルは変えるのが難しいけど、表情や姿勢といったものは意識次第ですよね。自分のために意識しておこう!なーんかそんなこと思ったりして、自分に自信もてそうな気さえしてきますよ。

自分を大切にすると好きなものが分かってくる

自分の好きなものが分かるようになるってことは自分を大切に扱っているということ。常に自分のことを分かろうとしているってことなのですね。

そういうことを続けるってことは自分を好きになるし、自分で自分を大切にするので、しだいに自信もついてきます。

「好きなものがない」といった状態から、自分の好きなものがわかったり、自分が好きになってくると、年齢を重ねることにもあまり不安を感じなくなるような気がするから不思議です。

自分の好きなものを知るのはいいことだらけ。とはいえ、最初はできない、難しい・・といった気持ちも強いもの。そんなときは無理せずに、外食先で他の人に合わせず「自分の食べたいものを注文する」などといった小さなことからやっていくことが大切です。

それと、すぐに自分の好きなものが分かるようになるといったものでもないので焦らずに。私もまだまだ自分の好きなものや気持ちが分からないことが良くあります。

とはいえ、随分と長いこと自分と向き合ってこなかったのだから、気長にやっていこうと思っているところです。

 

自分を知るには、五感を活かすのもおススメですよ。とくに嗅覚!こちらの記事を参考にしてくださいね。「リッチな人だけが知ってる宇宙の法則」を読んでアロマディフューザーを買った理由