太りにくい体質と太りやすい体質ってあるのか?その原因は?といったことの実験が「たけしの家庭の医学」で特集されていました。
『太らない体質になる秘訣』を知れば、体質改善も夢ではありません。どうやら快便がキーワードのようです。
目次
太りやすい女性と太りにくい女性の違いとは?
まずは、同じ50代二人の女性で、体重の変化を調査します。
●太りにくい佐藤さん
53歳
専業主婦
体重 57.15キロ→(4日後)57.05キロ
●太りやすい島崎さん
53歳
仕事している
体重 52.25キロ→(4日後)53.15キロ
年齢が同じ53歳の女性2人に、3日間宅配食のまったく同じものを食べてもらいました。
4日後の体重の変化をみると、食べても太りにくいという佐藤さんは体重が減ってますね。いっぽう、太りやすいという島崎さんは外で働いてらっしゃるにも関わらず、体重が増えています。
2人の生活の様子をみると、ある違いがわかったのです。
太りにくい体質の佐藤さんは、朝食後すぐにトイレにいきます。毎日快便なんだそうですよ。
いっぽう、太りやすい体質の島崎さんは、40年来の便秘もち。3日に1度排便があればいいそうです。
便がお腹にたまっているから、太ったという見方もできるけど、それだけではないとの先生のお話。
便秘と太りやすい体質の関係
腸内細菌のバランスが崩れると便秘になる。(腸内細菌とは、乳酸菌や大腸菌など)=善玉菌がヘリ、悪玉菌が増える状態。
腸内細菌のバランスが崩れると、エネルギーの吸収が抑えられずに太りやすい体質になる。
腸内細菌にはデブ菌と痩せ菌がある?
腸内環境を良くして快便になるには悪玉菌が無くなってしまえばいいわけではありません。善玉菌が優位な腸内環境であることが大切なのですね。
さらに、腸内細菌には痩せやすい人に多い痩せ菌と太りやすい人に多いデブ菌がいるといわれています。
痩せ菌は善玉菌を好みデブ菌は悪玉菌を好みます。悪玉菌が多いとデブ菌も多くなり食物から多くのエネルギーを摂取して太りやすい体質となるのです。
つまり、痩せ菌の好きな善玉菌を増やせば、痩せ体質になる可能性が高くなるというわけですね。
腸内細菌のバランスが崩れる理由
①加齢
②高脂肪食→悪玉菌が好む
赤ちゃんはほとんどが善玉菌だから便が臭わない。便の臭いが悪いのは、悪玉菌が多いから。
腸内細菌のバランスが崩れると、太りやすい体になる他にも、花粉症やうつ病、いろんな病気を引き起こすことがあるそうです。
107歳の元気なおばあちゃんが出演。お肌もシワが少なくて綺麗でしたね。その方の善玉菌と、前に出た佐藤さんと島崎さんの善玉菌を比べてみたら・・
なんと!107歳のおばあちゃんの善玉菌は太りにくい佐藤さんよりも多く、太りやすい島崎さんのの1.6倍もあったのです。
このおばあちゃん、血液検査に尿検査でもまったく異常なしの正常値内だったんですよ。すごいですね。
107歳のおばあちゃんは、痩せ過ぎでも太り過ぎでもない体。若い頃から太りにくい体質だったそうです。しかも、大きな病気をしたことがないんだそうですよ。
そこで、この107歳の太りにくい体質で、健康体のおばあちゃんの1日の生活を観察。その結果・・
腸内細菌を良くする3つの改善法
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①食事→いろんな種類の食べ物をとることが重要。よく30品目が目標と言われてるけど、このおばあちゃんの一日の食事は36品目でした。(ステーキもガッツリ食べてましたね)
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②お昼寝→おばあちゃんは、食後お昼寝をします。食後は血流がよくなり、腸にたくさんの血が集まってくるそうです。お昼寝することで腸内細菌が活発になり元気に育つんですね。
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③手先を動かす→107歳のおばあちゃんは、若い頃は裁縫をしてて、今は刺繍を毎日やってるそう。ときには、何時間も。この刺繍をする作業は手先を使う細かい作業。
脳と腸は密接に影響しあってるといわれています。脳の次に腸には神経が多く集まっている場所。だから、腸は第2の脳と呼ばれているんですね。
脳の活性化で腸内細菌も活性化するんだそうです。おばあちゃんは刺繍ですが、絵や料理といったものも脳に良いって言われていましたよ。
というわけで、太りにくい体質になるには、快便になる。それには、腸内細菌のバランスを良くする。バランスを良くするには、たくさん食べて、お昼寝して、手先を動かす作業をこなす。
ということがわかりましたよ。
お昼寝って寝不足解消に効果あるっていうのはよく耳にするけど、便秘解消にもつながるんですね、知らなかった。
とはいっても、「たけしの家庭の医学」に出てた先生が、『肥満は運動不足と食べ過ぎで起こります』ってサラッと言ってましたね^^;
私も食べ過ぎるとすぐ太る体質。ちょっと太った!と思ったら食事量を抑えるようにしてるんだけど、太らない体質っていいですね。
あ、最近はくるみやアーモンドナッツ類にヨーグルト、チョコをたくさん食べてるせいか毎日がスムーズでいいですよ。目指せ太りにくい体質!
快便になって太らない体質になるために
107歳のおばあちゃんの「食事」「お昼寝」「手先を動かす」といったことのほかにも快便につながる方法はいくつもありますよね。
なかでも今日からできる簡単な方法を3つご紹介しますね。
- 簡単マッサージで腸内細菌の活性化
- 簡単な運動を日常に加える
- トイレに行く回数を増やす
簡単マッサージで腸内細菌の活性化
手のひらをお腹にあてて時計回りに、やさしく10回程度さするだけ。
これならいつでもどこでも思い立ったらできますよね。
お腹をクルクルとさするだけで腸内細菌の活動を上げることは可能です。快便につながるので毎日の習慣にすると良いですね。
簡単な運動を日常に加える
とくにデスクワークの女性だと運動不足になっているのではないでしょうか。座りっぱなしの時間が長いと腸が刺激されません。体が動くことで腸は刺激され、よく活動するようになります。
歩くときにダラダラ歩くのではなく、意識して早歩きしたり大股歩きにしてみたり、手を大きく振って歩く、といったことをやりましょう。もちろん、ウォーキングや軽い運動の時間を取れればもっと良いですね。
ほかにも、座ったままでもできるウエストひねりやストレッチをするだけでも腸には良い刺激になりますよ。
トイレに行く回数を増やす
太っている人に意外と多いのが、1日のトイレの回数が少ないこと。トイレに行く回数は、通常1日に7回ほどが望ましいといわれています。
水分をとらないからトイレにいく回数が少ないのであって、水分をとらないとむくみやすくなるし、快便になりにくいのです。
また、朝食後にトイレに行く習慣のない人は、便意がなくても食後にトイレに行って5分間座る習慣をつけるのが快便への体質改善につながります。
快便のみならず、排泄は太らない体質への近道かもしれませんね。
●以前に、こういったお話も⇒太らない体質になるのも「腸内環境」次第って知ってた?
●善玉菌をサプリで増やすなら⇒生酵素サプリは、なぜ善玉菌を増やして、綺麗をサポートしてくれるの?