オメガ3

クルミに亜麻仁油にオメガ3、なぜ最近やたらと話題?

8月10日に放送された「主治医が見つかる診療所」で、クルミの血液サラサラ効果について紹介されましたよ。

クルミがなぜ血液をサラサラにする効能があるかっていうと、オメガ3脂肪酸(αリノレン酸)が多く含まれているからです。
以前の記事でも⇒くるみの栄養や効能と食べる際の注意点は?

目次

オメガ3とオメガ6の効能どう違うの?

・オメガ6(リノール酸)というのは、私たちが多く摂取している油(菜種油、大豆油、とうもろこし油、ひまわり油、紅花油、など)に含まれています。

・オメガ3(αリノレン酸)は、えごま油、亜麻仁油に含まれていますよ。

オメガ6(リノール酸)は、

  • 炎症を強める
  • 血管を収縮させる
  • 血栓ができやすくなる
  • アレルギー反応を促す

といった作用があります。いっぽう、オメガ3(αリノレン酸)はこの真逆の作用をするのです。といってもオメガ6(リノール酸)が悪いばかりではないんですね。

オメガ6(リノール酸)は、炎症反応や血管の収縮、血液の凝固といった私たちが病気やけがのときには必要な反応なのです。

ただ、私たち日本人は、オメガ6をとり過ぎていて、オメガ3が不足しているんだそうです。要は、バランスの問題ってことですね。

オメガ6:オメガ3は4:1が理想なのですが、現代の食生活では10:1に近づいていると言われているんですね。

そこで、クルミを食べたり、亜麻仁油やえごま油の摂取を推める声をよく耳にするわけです。

オメガ6(リノール酸)のとり過ぎは、脳や血管、内蔵と体の中での炎症を起こしやすくします。

いっぽう、オメガ3(αリノレン酸)を摂ることで、以下の働きが期待できます。

  • 血栓をできにくくする
  • 血中脂肪を減らす
  • 血管壁の柔軟性を高める

つまり、動脈硬化や高血圧、心臓病や脳卒中の予防にもなるんですね。

 

亜麻仁油を使用するときの注意点

オメガ3を含むことで体に良い効果があり、しかも味も臭いもほとんどないことで人気の亜麻仁油ですが、小さじ1杯で約45キロカロリーあります。カロリーのとり過ぎが気になる方は、1日小さじ1~2杯におさめておいたほうが良さそうです。

亜麻仁油は、長時間あるいは高温での加熱調理に弱く、αリノレン酸が失われてしまうんですね。生のままサラダやあえ物、汁ものに直接かけていただく摂り方がオススメですよ。

油はなんでもですが、安価なものではなく少々高くても、高品質なものを選ぶようにしましょう。脳や体には高品質の油が効果的でよいからですね。そういった亜麻仁油は遮光性のある不透明の瓶だったり、フレッシュをキープできるボトルだったりと、容器も工夫されていますよ。
遮光性の瓶とはこういったもの⇒通販で購入した亜麻仁油

高品質の亜麻仁油でも、開封後は酸化しやすいため一ヶ月以内には使い切るようにしましょう。

亜麻仁油の効果

写真は先日、スーパーで購入した亜麻仁油。145グラムで800円ぐらいでした。遮光性のある茶色の瓶の亜麻仁油が欲しかったのですが、これしか売ってませんでした。必要量しか出ないし、注ぎ口から油が垂れないのは使い勝手が良いです。

亜麻仁油が、ダイエットや美容にも人気の理由

・オメガ3効果で血管が若くなるため肌も綺麗になると、女医さんの間でも話題になっています。
・血流がよくなれば、疲れにくくなったり脳がよく働くといった相乗効果も期待できるんですね。
・亜麻仁油は、腹持ちがよく満足感があるので、とり過ぎなければダイエット時にも好都合。

こういった多くの理由から、はなまるマーケットで私がクルミやオメガ3のことを知った当時より、くるみを積極的に食べる人がかなり増えているようです。

亜麻仁油も最近では、スーパーでも購入できるようになりましたよね。以前は、通販でないと地方では売っていなかったのです。

私はクルミと亜麻仁油の両方を毎日食べたり、サラダにかけたりしていますよ。えごま油の味は苦手で、一度だけ購入したけど、そのあとは、亜麻仁油ばかりを買っています。
生臭い?⇒えごま油の味の感想

亜麻仁油を食事に加えるというよりも、今まで使っていたドレッシングをやめて亜麻仁油に変える、といった感じで取り入れています。

亜麻仁油はクセもなくいただきやすいので、たいていの方はいただけるはずです。